レベル3 – 訪問者にとってわかりやすいメニュー構成にする
今回からレベル3に入ります。
レベル3では、「狙ったキーワードで検索上位に表示させる」をテーマにして、様々な情報をお伝えしてきます。しかし、ホームページの基礎において大切なのは、テクニックや裏技でなく、「あなたが決めたキーワードにおいて、ホームページの内容が充実しているか」です。
レベル3に入る前に、今一度レベル2までの内容をご確認ください。さらに、以下のことを再度確認した後にレベル3へと進んでみてください。
発掘したキーワードは、
・あなたのビジネスにおいて勝ち目がありそうなものでしょうか?
・本当に、新しいお客様が検索しそうなキーワードでしょうか?
確認いただけましたでしょうか?ではいよいよレベル3になります!
ホームページのメニュー構成とは
「ホームページのメニュー構成」とは本で言うとことろの目次に当たります。メニュー構成は、ホームページをみた人が、一目でどのようなページがあるのかを理解できるように作る必要があります。さらに、そのメニューの言葉から、「どんな内容が書いてあるのか?」も想起できるとより良いでしょう。
「とりあえずHP」の場合は、まず、管理画面にログインし、左のメニューから「ページの作成と管理」をクリックします。
そして、画面下部の「現在のページ構成」という表示があります。
そこには、ホームページのツリー図があり、ご自身のホームページのページ構成が現在どのようになっているのかを一目で確認することができます。
そもそもホームページは、紙の雑誌・本のように前の方から1ページずつめくって見ていくようなものではありません。ホームページを訪れた人の多くは、「知りたいと思う部分」に直接アクセスします。そのため「知りたいと思う部分」がわかりづらいホームページは、せっかくアクセスしてくれたとしても、あなたのビジネスの良さを知る前に他のホームページに行ってしまうでしょう。このように、自分のホームページに来たくれたけど、結局他のホームページに行ってしまうことが多い状態のことを専門用語では、「離脱率が高い」と言います。
なお、「離脱率」は検索順位にもかかわりがあると言われています。検索順位を決定するロジックは複雑なので、「離脱率」を改善するだけではSEO対策とは言えません。 しかし、離脱率が低いに越したことはない、と言えるでしょう。
ホームページのメニュー構成を整えることは、ホームページを訪れた人が素早く「知りたいことがどこに書いてあるのか?」を知り、きちんとあなたのホームページを読んでもらい、良さを伝えることにつながる、さらには離脱率を抑えるためにも、とても大事なことなのです。
わかりやすいメニュー構成とは
わかりやすいメニュー構成にするには、ずばり「どこかで見たことある感じがする」と見た人に思わせる構成にすることです。あまりに尖ったメニュー構成にすると、「ホームページのどこをクリックしたらどういった情報が得られそうか」ということがわかりづらくなってしまい、ホームページを見た人が戸惑ってしまい、結果他のホームページに去って行ってしまいます。
例として、車がとてもわかりやすいと思います。車を新しくした時や、レンタカーを運転する時、乗ったことのない車であってもアクセルやブレーキ、ワイパー・ライトのレバーなどの場所はだいたいわかりますよね?車において、大事なものの位置は同じだからこそ、初めてでも位置や使い方がわかるのです。
ホームページにも同じことが言えます。「どこかで見たことある感じがする」という作りにすることで、ホームページを見る人が迷うことなく、知りたい情報にたどり着けるわけです。
あなたのビジネス・ホームページの内容自体に関してはライバルと差別化する必要がありますが、メニュー構成は、「どこかで見たことある感じがする」ことが大切であり、他のライバルとあまりに違いすぎるものにしないことが大切です。構成に迷ったら同じようなビジネスのホームページを参考にするのがおすすめです。
わかりやすいメニュー構成にするためのチェック項目
基本的に「どこかで見たことある感じがする」ことが大切ですが、メニュー構成を考えているうちにわかりづらくなってしまうことが結構あります。そこで、自分で考えたメニュー構成がわかりやすいかどうかをチェックする項目を3つご紹介いたします。
1. 階層を深くしすぎない
ホームページの階層を深くしすぎると、
・目的のページにたどり着くまで時間がかかる。
・読み進めづらくてイライラする。
等の体験をホームページを見てる人にさせてしまうことになります。それが原因で離脱率が高くなってしまいます。
見れくれた人にとって読みやすいホームページするためには、ホームページの階層は深くても3~4層にした方が良いでしょう。
2. ページの優先順位を考える
あなたのホームページに訪れた全ての閲覧者が、あなたが一番閲覧して欲しいページにアクセスするわけではありません。なぜなら、見る人が自由に閲覧するページを選べるのがホームページだからです。
だからこそ、ページに優先順位をつけて、見て欲しいページへと案内してあげることが大切なのです。
例えば、一番見て欲しいページの階層をあげたり、逆に重要度が高くない内容のページや、他のページの内容を補填するような内容のページは階層を下げると良いでしょう。
3. 閲覧者の目線に立つことを忘れない
再三お伝えしていますが、ホームページを見てくれる人の目線に立つことが非常に重要です。
・あなたのホームページに訪れる人は何を知りたくて見ているのか
・その知りたい情報は誰が見てもわかる場所にあるか
・全体的にわかりやすい言葉でメニューを表記しているか
等のことはホームページのメニュー構成において常に考えて欲しい事です。
ですので、メニュー構成が決まった後に再度確認し、時には修正をすることでより質の高いメニュー構成になります。
「2.」でお伝えした「あなたが一番見てほしいページ」と「閲覧者が読みたいと思うページ」のギャップがある場合は、やはり優先すべきなのは「閲覧者が読みたいと思うページ」でしょう。 独りよがりの情報発信では、離脱率があがってしまう可能性が高いためです。
業種別のメニュー構成の見本
ホームページのメニュー構成は業種ごとにだいたい同じ傾向になります。もちろん同じ傾向の中でも、すこし尖っている部分があったり、多少のアレンジがあることは問題ありません。むしろ特徴をだすために、多少のアレンジは必要です。多少のアレンジなどを加えつつも一般的な傾向を守るようにしましょう。
・整体院・接骨院・鍼灸マッサージ院のサイト構成
https://pr.toriaez.jp/navi/case/973.html
・ネイルサロン・エステティックサロンのサイト構成
https://pr.toriaez.jp/navi/case/976.html
・税理士・社労士・行政書士のサイト構成
https://pr.toriaez.jp/navi/case/978.html
・カフェ・レストラン・飲食店のサイト構成
https://pr.toriaez.jp/navi/case/980.html
・幼稚園・保育園・子供教室のサイト構成
https://pr.toriaez.jp/navi/case/1016.html
・学習塾・英語教室・習い事教室のサイト構成
https://pr.toriaez.jp/navi/case/1018.html
メニュー構成に、検索キーワードを含ませる
メニュー構成の一般的な形に沿い、あなたのホームページのメニューを組み立てることができたら、最後に、そのメニューに検索キーワードを含ませると、より良くなると思います。個別指導学習塾を例にして解説していきます。
例えば、現在のメニュー構成は、以下のようになっているとします。
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私たちについて
受講コース
└ 合格対策コース
└ チャレンジコース
└ フォローアップコース
受講料金について
合格実績
入塾の流れ
よくあるご質問
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そして含ませたい検索キーワードは以下を考えているとします。
「個別指導塾」、「志望校」、「難関校対策」、「進級対策」
これらのキーワードを自然な形でメニューに含ませてみましょう。すると以下のようになります。
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個別指導塾フォーカスについて
受講コース
└ 志望校合格対策コース
└ 難関校対策チャレンジコース
└ 進級対策フォローアップコース
受講料金について
合格実績
入塾の流れ
よくあるご質問
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太文字の部分が修正を加えた箇所になります。ここでのポイントは含ませたいキーワードを自然な形で・無理なく差し込む事です。キーワードのことだけを考えて不自然な形にしたり、長すぎたりするとホームページの見た目も損ない、SEOとしてもマイナス評価に繋がりかねませんので、ご注意ください。
このように、わかりやすくホームページのメニュー構成を整えること、自然な形で検索キーワードを含ませることで、新しいお客様と出会う確率が上がっていきます。
次は、「レベル3 – 何度も訪問してもらうために更新コンテンツを作成する」です。
気軽につくれる、素敵なホームページ「とりあえずHP」
とりあえずHPは、素敵なホームページを気軽につくることができるホームページ作成サービスです。
「メールを送る」程度のパソコンスキルがあれば、驚くほど簡単にホームページを作成することができます。
業種ごとに作り込まれたテンプレートデザインや文章のサンプルもあるので、ホームページづくりにあまり時間が割けない人にもおすすめ。大切な時間をホームページ作成に費やすのではなく、本業に集中させることができます。