ホームページを業者に依頼してみたら、見積金額が高くて手が出なかった…という経験をされたことはございませんか？ 小規模のホームページでも、平均で30〜50万円程度かかるとも言われています。さらに、ホームページに情報を追加したり、更新することにも費用がかかり、小規模事業者がこの費用を用意することは、難しい場合も多いはずです。

現在、世の中にはたくさんのホームページ作成ソフトがあります。知名度の高いものや、プロの業者も使用するものもあり、どれも便利で高機能です。しかし、これらのソフトは、あらゆる利用者を対象としてつくられています。つまり、プロのデザイナーや大企業のIT担当者も使うことを想定した製品で、高機能ではあるけど、初心者にとってカンタンでわかりやすいものではないケースが多いのです。

ホームページは、パンフレットやチラシなどと違い、作成したら終わりではなく、新しいお知らせや情報を追加していくものです。「新しい商品が入荷しました」「今月のおすすめはこれです」「年末年始の営業時間について」など、タイムリーにお知らせを更新することはとっても大切。パソコンの得意な知人に頼んで作ったのはいいけど、その後、自分で何もできない状態となり困ってしまう方も多いようです。

ホームページをつくった社員が退職してしまい連絡も取れず、そのままになってしまって放置状態になってしまうケースも多いようです。数年前から情報がなにも変わっていないホームページは、かえって「この会社だいじょうぶかな？」「このお店なくなってしまったのでは？」というようなマイナスイメージにつながりかねません。

業者に作成してもらったホームページを、自分で操作しようとしてホームページの表示がおかしくなってしまった、という方もいるようです。一般のソフトや、高機能のシステムでつくられているホームページは、HTMLやCSSの知識を持った方でないと、表示やレイアウトがおかしくなったり、機能しなくなってしまうことがあります。

いざ、ホームページのデザインをしてみようと思うと、なかなかプロのように美しいレイアウトや色使いができなくて悩んでしまう方も多いようです。これは考えても見れば仕方のないこと。プロにはプロの理由があります。ソフトの使い方を覚えたとしても、デザイン力が身に付くというわけではありません。

ホームページにどんなことを書いたらいいのか、なにを伝えればいいのか、実は文章を書くことが難しいという人が多いようです。自社の商品やサービスを上手に宣伝する文章を書くのは、意外に難しいもの。ソフトの使い方はなんとか覚えたとしても、文章を書くことでつまずき、完成できないままになってしまうことがあります。

ホームページのアドレスが、自分の会社やお店とは関係のないアルファベットになっていて、変更したいけどできない、という悩みを抱える方もいるようです。無料のホームページサービスでつくっている場合、ホームページのアドレスが思うように設定できず、いかにも無料のものと判明してしまうため、会社やお店の信頼性を欠くものになってしまいがちです。