レベル3 – 何度も訪問してもらうために更新コンテンツを作成する
とりあえずHPでは、小規模事業者向けに、自分でできるホームページの基礎設定をレベルに分けてご紹介しています。
レベル1では、ホームページの基礎の第一歩として、あなたの会社やお店の名前を検索した時に、あなたのホームページが検索結果の上位に出てくるための設定を行ってきました。
レベル2では、あなたの会社やお店を知らない人に、GoogleやYahoo!などの検索サイトからあなたのホームページを見つけてもらうための設定を行ってきました。
レベル3では、「狙ったキーワードで検索上位に表示させる」をテーマにして、様々な情報をお伝えしていきます。
ホームページの基礎において大切なのは、小手先のテクニックや裏技でなく、「あなたが決めたキーワードにおいて、ホームページの内容が充実しているか」です。
前回の記事ではあなたのホームページをきちんと読んでもらうために、「ホームページのメニュー構成」を整える重要性をお伝えしました。
今回は、ホームページに何度も訪れてもらうために、「更新コンテンツ」を設置し、定期的に更新しましょう、というお話になります。
更新コンテンツと固定コンテンツ
ホームページに掲載する情報には、会社概要やコンセプトなど、頻繁に更新する必要のない固定情報と、新しいお知らせやニュースなど、タイムリーに発信する更新情報の2種類があります。
アクセスを集める良いホームページは、固定情報と更新情報がバランス良く構成されています。まず、固定情報と更新情報には、それぞれどんなコンテンツが考えられるかを洗い出してみます。
固定コンテンツの例
- 会社やお店のコンセプト
- 会社案内やアクセス情報
- 商品やサービスの特徴や長所
- 商品やサービスの特徴や長所
更新コンテンツの例
- 会社やお店からの最新お知らせ、ニュース
- 実例、作品例、施工例などの仕事実績の紹介
- ブログ、日記、コラムなどの随筆文
- お客様の声、アンケート結果などの紹介
- 今日のメニュー、毎月のおすすめなどのタイムリー情報
更新コンテンツの特徴は、定期的に発信・追加されていく、更新性の高い情報であるということです。
あなたのホームページをはじめて閲覧しに来た人は、まず「どんな会社(お店)か」「どんな特徴があるのか」「場所はどこなのか」などの固定情報を閲覧しますが、ホームページの内容が更新されない固定情報しかない場合、閲覧者は初回の閲覧で全ての情報を手に入れてしまうので、ホームページを1度見に来るだけで終わってしまいます。これはとてももったいないことです。
「新しいサービス(商品)の情報」「最近の活動や実績」など、見に来るたびにホームページで新しい情報が発信されていることで、閲覧者が2度目、3度目・・・とホームページに訪れ、会社やサービスをより深く知り、ファンになってくれる可能性が高まります。そのチャンスを逃さないよう、魅力的な更新コンテンツを作成・更新しつづけることが大切です。
更新コンテンツを作成するメリット
更新コンテンツを作成し、ホームページの更新をコツコツと行うことで、あなたのビジネスには多くのメリットがもたらされるはずです。
例えば、インターネット上で商品やサービスを比較検討する際、Aの会社のホームページの最新のお知らせが何年も更新されていないのに対し、Bの会社のホームページは毎回新しいお知らせや、有益な情報が更新されていたら、確実にBの商品・サービスに対して信頼感が高まります。ホームページで最新の情報を発信し続けることは、会社・サービスのブランドイメージをアップさせ、新しいお客さんの獲得や、リピートのお客さんを増やすことにつながります。
例えば、インターネット上で商品やサービスを比較検討する際、Aの会社のホームページの最新のお知らせが何年も更新されていないのに対し、Bの会社のホームページは毎回新しいお知らせや、有益な情報が更新されていたら、確実にBの商品・サービスに対して信頼感が高まります。ホームページで最新の情報を発信し続けることは、会社・サービスのブランドイメージをアップさせ、新しいお客さんの獲得や、リピートのお客さんを増やすことにつながります。また、ホームページは長らく更新を行わないでいると、検索順位が下がってしまう傾向があると言われています。もちろん更新頻度が多ければいいのかというと、そうではありません。検索エンジンは、ホームページの更新によって閲覧者にとって有益な情報が増えていることを評価し、上位表示します。
固定コンテンツのみでも有益で質の高い情報が充実していれば問題ないのではないか、と考える方もいらっしゃるかと思います。
しかし、あなたのホームページと同じキーワードを狙っている、競合となるようなホームページが存在するとします。そちらの方がキーワードに対して最新の情報を更新し続けており、コンテンツが充実していると検索エンジンが判断した場合、検索順位が変わってしまうことがあるのです。
検索順位はどうしても上位に表示されるための競争になりますから、順位を下げないためには、常に最新の有益な情報が充実している状態のホームページにしておく必要があるのです。
大切なのは、閲覧者にとって有益なコンテンツを更新し「続ける」ということです。
更新コンテンツは、「つくること」よりも「つくり続けること」が、圧倒的に重要で、難しいです。以下、更新コンテンツ作成のコツについてまとめます。
更新コンテンツ作成の6つのポイント
①あなた自身が書くことを楽しめる内容にする
「つづける」という上で、まず、あなた自身が、書くことを楽しめる内容であることが大切です。頑張って更新しなければならない、と思うとなかなか続かないのが人間というものです。自分が詳しい内容、伝えたい内容を設定して、無理なく継続できる更新コンテンツを考えてみましょう。
②毎日続けて息切れするより、毎週1記事をコツコツ継続!
更新ペースも、無理をしないことがつづけるコツです。毎日頑張る必要はありません。最初は意気込んで毎日更新していたけど、気づけば1年更新していない・・・となってしまうより、毎週着実に更新し、閲覧しに来た人に「最近更新がされたんだな」と知ってもらう方が大切です。自分が継続できるペースで発信するようにしましょう。
③文章のクオリティよりも、熱量で伝える
文章を書くことを苦手だと感じる人もいるかもしれませんが、ホームページは文章が上手いか下手かではなく、伝わるか伝わらないかです。上手い文章を書こうとして筆が止まってしまうより、あなた自身の「こんなことを伝えたい!」と思う気持ちを大切にして、自分の言葉で書きましょう。多少ぎこちない文章でも、あなたの人柄や熱量が伝わるほうが、読む人にとっては、信頼や好感度につながります。
④ホームページ閲覧者にとって有益な情報にする
その上で、読み手にとって有益な情報になっているかを考えることも大切です。極端な例ですが、あなたが水道業者の運営をしているとして、今日食べたランチの話をホームページに書いたとしても、その情報は、水道修理を検討している方にとってはあまり関係ないことです。水回りのプロとして、ご家庭の水道トラブル対処法や、他社ではできないような難しい修理の対応方針等、水道修理に関することを発信することが基本になります。
⑤結果を並べるのではなく、あなたの考えや想いやプロセスを発信する
更新コンテンツを作成する際にやってしまいがちなのですが、単純な結果を並べるだけになってしまうことです。たとえば、水道業者の修理実績の例として「〇〇地域で〇〇件の対応実績」などの数値情報のみを羅列してしまうようなことです。
数値情報などの結果が不要というわけではないのですが、これだけが書かれていても、信頼にはつながりにくいです。閲覧者の信頼を獲得するには、あなたの運営する水道業者がどのような想いで、どのような取り組みをしてきたのかなど、結果に至るまでの「プロセス(過程)」を伝えることが、より重要になります。
「修理実績」というページを作成し、それを更新コンテンツとした場合、対応件数のみでなく、実際に修理対応したお客様の声や、他社では断られるような難しい修理に取り組んだエピソードなどを合わせて紹介していくといいでしょう。様々なパターンのエピソードを更新していければ、「どんなトラブルも親身に対応してくれる、頼れる水道業者さんだな」、と思ってもらえるのではないでしょうか。
⑥検索キーワードを少しだけ意識して文章を作成する
「レベル2 – 検索キーワードを意識したページや記事を作成する」を参考にして、狙うべき検索キーワードを含めた形で文章を書いていきます。とはいえ、あまり意識しすぎると、更新コンテンツを作成することが大変になってしまいますので、「出来れば」くらいの意識で大丈夫です。
そうすることで、自然に検索キーワードが入った文章が、あなたのホームページに増えていくため、SEO対策の強化にもつながります。
まとめ
更新コンテンツをコツコツと中長期に渡り継続更新していくことで、ホームページはあなたのビジネスを強くしてくれる存在になります。ホームページはつくって終わるものではなく、むしろつくってからが始まりです。少しずつ、信頼を得られるホームページに育てていくことが大切です。
次は、「画像とキャプションを効果的に使う」についてです。
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とりあえずHPは、素敵なホームページを気軽につくることができるホームページ作成サービスです。
「メールを送る」程度のパソコンスキルがあれば、驚くほど簡単にホームページを作成することができます。
業種ごとに作り込まれたテンプレートデザインや文章のサンプルもあるので、ホームページづくりにあまり時間が割けない人にもおすすめ。大切な時間をホームページ作成に費やすのではなく、本業に集中させることができます。