特定の文字で検索にヒットさせる方法
ホームページを検索でヒットさせたいと考える人は多いと思います。
この記事では、特定の文字で検索にヒットさせる方法をご紹介いたします。
「検索エンジンの基本的な仕組み」と「SEO対策の基礎」を理解していることを前提に解説していきます。
以下の関連記事の内容を先に理解してから、当記事をお読みいただくことをおすすめいたします。
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目次
検索結果に自分のホームページが出てこない理由
「自分のホームページがGoogleやYahoo!で検索しても出てこない」とお悩みの場合は、まず、焦らずにその理由を理解することからはじめましょう。
検索結果画面を理解しよう
下図は、Googleで「中古車販売」で検索した結果画面です。
オレンジ色で囲っている「スポンサー」と表記がある情報は、広告で表示されているものになります。つまり、Googleにお金を払うことで表示させている有料のエリアです。
(1クリックあたりXXX円などの入札形式の広告で、リスティング広告といいます)
広告エリアの下に出てくる情報は、Googleがインターネット上の無数のホームページの中から、独自に評価して表示している情報になります。
「中古車販売」で検索した場合は、広告以外では、一番上に「カーセンサーnet」が、その次に「グーネット」が表示されています。どちらも中古車販売では有名な会社のホームページですね。
このように、検索結果画面は、以下の2通りの情報が表示されています。
①広告(有料)で表示されているホームページ
②非広告(無料)で表示されているホームページ
この記事では、②の非広告(無料)で、どうすればホームページが検索結果に表示されるのかを解説していきます。
検索にヒットしない理由①:ホームページが公開されていない
当たり前ではありますが、ホームページそのものが公開されていなければ、検索にヒットすることはあり得ません。まずはホームページをきちんと作成し、公開しておくことが大前提となります。
検索にヒットしない理由②:ホームページがインデックスされていない
次に、ホームページがGoogleにインデックスされることが必要です。
インデックスとは、Googleにあなたのホームページを見つけてもらい、ホームページに記載されている文章や画像のデータを収集してもらうことです。
以下の記事で「検索の仕組み」を解説しています。理解が不足している場合は必ずお読みください。
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検索にヒットしない理由③:検索しているキーワードが一般的すぎる
先の例では「中古車販売」というキーワードで検索した結果画面を紹介しました。
非広告で上位に表示されているのは、ほとんどが全国規模の大手企業のホームページでした。このように多くの人が検索しているような一般的なキーワード(ビッグキーワードとも呼びます)で、検索結果の上位に表示させることは、そもそも難しいことです。
公開したばかりのホームページや、知名度の低い会社のホームページで上位に表示されることはまずないと考えるべきでしょう。
詳しくは後で解説しますが、目指すべきはニッチなキーワードで検索結果に出てくることです。
たとえば、「埼玉県所沢市 中古車販売」や「軽自動車専門 中古車販売」など、より具体的で特徴的なキーワードでのヒットを考えるようにしましょう。
検索にヒットしない理由④:ホームページの内容が薄い、充実していない
「検索結果に自分のホームページが出てこない」とお問い合わせいただく方の多くがこれに該当しています。
まず、Googleは、検索結果で表示する情報をどのように決めているかのルール(検索アルゴリズムといいます)については、非公表のため、正確には誰にもわかりません。
しかし、「中古車販売」と検索して出てくる情報は、「中古車販売の情報で、Googleが最も充実した内容だと判断したホームページ」が表示されているはずです。
事実として、特定のキーワードに対し、そのジャンルで最も充実しているホームページが上位に表示されています。
逆にいえば、あるキーワードで上位に表示させたいと思うならば、そのジャンルで最も情報が充実しているホームページを作る必要があります。
ホームページの内容が薄いまま、検索結果の上位に表示させたいと考えても、残念ながらそれは叶いません。
まずはライバルのホームページよりも、内容を充実させることが先決になります。
自分の社名や店名で検索ヒットさせたい場合
自分の会社の名前やお店の名前で検索したときにヒットしてほしい場合は、難易度はさほど高くありません。
たとえば、当社の社名である「株式会社smallweb」は、他に同名の会社がありませんので、当然、検索結果の一番上に表示されます。
Googleにインデックスされれば、他に同じ会社名のライバルがいませんので、当然、検索結果の1位に表示されることになります。
一方で、同じ名前の別の会社が存在する場合は、少し厄介です。
以下の図は、「佐藤工務店」で検索した結果画面です。
このように、自分の会社の名前でも、同名の他社のホームページが存在していれば、一番上に表示されるとは限りません。
その場合は、「◯◯市 佐藤工務店」など、地域名などを含めたキーワードで検索した場合に、一番上に出てくれば問題ないと考えてよいと思います。
繰り返しになりますが、「自分の会社の名前で検索結果に出てきて欲しい」という場合は、あまり難しく考えずに、ホームページの内容をきちんと作成して、Googleにインデックスされるようになれば、自然と出てくるようになります。
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自社の古いホームページが残ってしまっている場合
ホームページの引っ越し(リニューアル)を行った場合などで、自分の会社の古いホームページが検索結果画面に残ってしまっているケースがあります。
そのような場合は、以下のいずれかの対応をすることがおすすめです。
- 古いホームページから、新しいホームページへリダイレクト(自動ジャンプ)する設定を行う
- 古いホームページのトップページに、「新しいホームページはこちら」と記載し、新しいホームページへリンクさせる
1のリダイレクト設定ができればベストですが、これはやや専門的な知識が必要になる場合がありますので、古いホームページの制作を担当した業者などに相談してみることがおすすめです。
2については、ご自身で新しいホームページへのリンクを設置できる場合は行ってみてください。
一定期間経過後、新しいホームページの方が上位に表示されるようになったら、古いホームページの方は削除してよいと思います。
検索キーワードの選び方
ビッグキーワードは捨て、ニッチなキーワードを探す
社名や店名とは別の特定の文字で検索ヒットさせたい場合は、どのようなキーワードかによって難易度が変わります。
先の例でも挙げたような「中古車販売」のようなビッグキーワードの場合は、ライバルとなるホームページも多数存在しますので非常に難易度が高いです。
そこで考えるべきは、ライバルの少ないニッチなキーワードです。例を少し変えてみましょう。
あなたが埼玉県で工務店を経営しているとします。「埼玉県 工務店」で検索した場合、以下のような結果になりました。
広告エリアにいくつかのホームページが表示されていて、非広告エリアには大手企業のホームページが並んでいます。 これでは、検索結果の上の方を狙うことは、かなり厳しそうです。
自分の会社の特徴、ライバルが少なくなりそうな検索キーワードを考えてみましょう。 たとえば、自分の会社が、自然素材を使った家づくりに特徴がある工務店だとします。 「自然素材 埼玉県 工務店」で検索した場合ではどうでしょうか。
ライバルとなるホームページもまだ多い印象ですが、ホームページを充実させていけば十分、検索上位も狙える状況です。 このように、自分のビジネスの特徴を表すことができるニッチなキーワード(ライバルの少ないキーワード)を探しておき、そのキーワードでの検索上位を目指すほうが健全です。
まずはどのようなキーワードで上位表示を目指すのか、現実的で健全な目標を立てることが大切になります。
複数のキーワードで、ロングテールを狙う
また、ひとつのキーワードではなく、複数のキーワードをイメージしておき、コツコツとアクセスを増やすことを目指しましょう。たとえば、以下のように可能性のありそうな検索キーワードを広範囲に探してみます。
- 自然素材
- 木の家
- 木造建築
- おしゃれな家
- 低価格
- 土地探し
- 住宅ローン
- 埼玉県
- 工務店
「木の家 埼玉県 工務店」「おしゃれな家 埼玉県」などの要領で、上記の言葉を組み合わせたニッチなキーワードを複数考えていきます。
自社の特徴を表していて、お客様が実際に検索している可能性の高そうなキーワードが見つかったら、それを書き出しておきます。
また、単にキーワードを発見するだけでなく、そのキーワードをテーマとしたホームページの記事を作成していきましょう。
「木の家」であれば、木の家の施工事例や、木の家の心地よさを伝えるようなページをホームページの中に作成していきます。
「埼玉県で木の家を建てる工務店」で最も充実したホームページの情報をつくることができたら、Googleはきちんと評価してくれるので、自然とそのホームページは上位に表示されるようになります。
また「ロングテール」という言葉についても解説しておきましょう。
これはマーケティング業界の用語で、直訳すると長い尻尾という意味なります。日本のことわざに「塵も積もれば山となる」がありますが、まさにその意味です。
狙ったキーワードの検索順位が1番上でなくても、いくつかのキーワードで少しずつ、コツコツとアクセスを増やしていくという作戦のことです。
「木の家を建てる埼玉県の工務店」や「低価格でおしゃれな工務店」など、ニッチなキーワードを複数イメージしてホームページを充実させていき、コツコツとアクセスを増やしていくことが、賢い作戦なのです。
検索キーワードを意識したSEO対策の方法
それでは、検索キーワードを意識した具体的なSEO対策の方法と手順について解説します。
ホームページ名にキーワードを含める
最も基本的な対策として、狙っているキーワードはきちんとホームページ名に含めることが重要です。
「とりあえずHP」の場合は、基本情報の設定に「ホームページ名」を入力する欄があります。ここに会社名だけではなく、検索キーワードを意識した言葉を含めて、入力するようにしてください。
ホームページ名の例
自然素材で木の家を建てる埼玉県の工務店|佐藤工務店
低価格でおしゃれな家を建てる埼玉県の工務店|佐藤工務店
などです。ホームページ名は、会社の顔となる言葉でもありますので、最も自社のこだわりや特徴を示すことができるように工夫してみてください。
また、社名は必ず含めるようにしましょう。おすすめの形は、上記の例のように、
{特徴を示す短い文章}|{会社名・店舗名}
という形式にすることです。上記は見やすいように区切りの縦棒「|」を入れていますが、ここはなんでもOKです。ハイフン「-」などで区切ってもよいと思います。
ホームページ説明文にキーワードを含める
ホームページ説明文にも、検索キーワードを意識した文章を入れておくことが大切です。
「とりあえずHP」の場合、ホームページ説明文に入力した内容が、ホームページのトップページなどに反映されますが、検索結果画面の紹介文としても表示される場合が多く、検索した人がそれをクリックしてあなたのホームページに訪問するかの判断要素としても役割を果たすため重要な部分のひとつです(下図を参照)。
ホームページを充実させる
あなたのホームページそのものが、ライバルとなるホームページよりも詳しく、充実した内容になっていることがなによりも重要です。
「お客様視点」でお客様が知りたいと思っているであろうことを、ホームページにわかりやすく丁寧に紹介することが、最も本質的なSEO対策となります。
とりあえずHPで紹介している各種記事をぜひ参考にしていただき、取り組めそうな内容から、焦らずじっくりとホームページを育てていくことがおすすめです。
Googleビジネスプロフィールに登録する
先述にもありますが、検索にヒットするためには、先にGoogleにインデックスされる必要があります。Googleの無料サービスの「Googleビジネスプロフィール」に登録しておきましょう。
そうすることで、インデックスを早く促すことができますし、Googleに自分のホームページの内容を確実に伝える手立てとなるためメリットが大きく、デメリットはありません。
Googleビジネスプロフィールに登録する方法は、以下で解説していますので、参考にしてください。
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SNSやブログとリンクさせる
SEOの外部対策と呼ばれますが、SNSやブログからホームページへのリンクを設置することも大変有効です。
詳しくは、以下でも紹介していますので、参考にしてください。
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特定の文字で検索にヒットさせるポイント(まとめ)
やや情報が多くなってしまいましたが、最後に、特定の文字で検索にヒットさせるためのポイントをまとめておきます。
ポイントまとめ
- 「ホームページ名」は、検索キーワードを含めて入力する
- 「ホームページ説明文」は、検索キーワードを含んだ文章を入力する
- ホームページそのものを充実させる(これが一番重要)
- Googleビジネスプロフィールに登録し、インデックスを促す
- SNSやブログなどを立ち上げて、外部対策も強化する
ホームページは、立ち上げたらすぐに多くの人に見てもらいたいと思う気持ちになりますが、焦らずに、じっくりと取り組んでいくことがおすすめです。
以下の記事は、SEO対策の基本から具体的な手段まで詳しく解説しています。合わせてお読みください。
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気軽につくれる、素敵なホームページ「とりあえずHP」
とりあえずHPは、素敵なホームページを気軽につくることができるホームページ作成サービスです。
「メールを送る」程度のパソコンスキルがあれば、驚くほど簡単にホームページを作成することができます。
業種ごとに作り込まれたテンプレートデザインや文章のサンプルもあるので、ホームページづくりにあまり時間が割けない人にもおすすめ。大切な時間をホームページ作成に費やすのではなく、本業に集中させることができます。