ホームページの集客効果を最大化させるコツを初心者向けに解説
ホームページの集客を強化させたい方に向けて、基本的なポイントから具体的な手法9選、さらにその中でもおすすめのパターンなどを解説します。
ホームページ集客のポイント
集客を考える上では、下記の2点が重要になります。
- どれくらい多くの人がホームページを訪れてくれるか
- そのうちの何%が購買に繋がるか
「ホームページの集客」というと一つ目の「どれくらい多くの人がホームページに訪れてくれるか」に注目される方が多いですが、二つ目の「そのうちの何%が購買に繋がるか」もセットで考えないと費用対効果が合いづらいです。
例えば毎月のHP訪問者数とそこから購買に繋がる割合を下記の2パターンで考えてみます。
- 10,000人 × 0.5% = 50人
- 3,000人 × 3.3% = 99人
訪問者数でいうと1のパターンの方が3倍以上多いですが、最終的な購買者数は2のパターンの方が約2倍多いです。
このような構図で見てみると2の方が望ましい状態であることは当たり前に映ると思いますが、実際にホームページを運用していると、例えば「毎月1万人がHPを見てくれているのに、50人にしか商品が売れていないな…。目標が100人だから、訪問者数を倍の2万人に増やさなくては」のような発想に執着してしまうことも多いのではないでしょうか。
もちろん訪問者を倍増させること自体はアプローチの1つとして検討する価値がありますが、より少ない労力で目標を達成する観点では、訪問者が購買に繋がる割合を高める方が望ましいケースも存在します。
例えば、「ホームページ上での商品アピールの仕方がページ訪問者のニーズと合っていない」「購買を完了させるまでのフローがわかりづらい」などの問題がある場合、そこを改善すれば訪問者は1万人のままでも購買率が1%に向上して目標を達成できるかもしれません。
また、ホームページの内容に課題が無い場合でも、必ずしも訪問者を倍増させずとも、購買に至る見込みが高い層だけを狙って訪問させれば、訪問者数の穏やかな増加だけで購買者数の目標を達成できることも考えられます。
以上を整理すると以下の構図になります。
これを念頭に置いた上で、次章で解説する具体的な集客方法をご検討いただけると成功確率を高めることができます。
ホームページの集客方法9選
この章ではホームページの集客方法を、無料(広告費無し) or 有料(広告費あり)の2つに大別して具体的に9つ解説します。
参考:ホームページの集客方法22選!集客のコツと効果をあげる選び方も解説 | QUERYY(クエリー)
無料(広告費無し)の集客方法
無料(広告費無し)で行えるホームページの集客方法として代表的なのは下記の4つです。
- SEO(検索エンジン最適化)
- SNSからの送客
- 印刷媒体からの送客
- MEO(マップエンジン最適化)
以下でそれぞれ解説します。
SEO(検索エンジン最適化)
SEOはGoogleやYahoo!などの検索エンジンでホームページを上位表示させるための対策を指します。
実際に情報収集をしている最中の人にアプローチできるため、うまく商品との整合性が高いワードでの上位表示が叶えば、購買に繋がる見込みが高い層をホームページに集めることができます。
また、質が高いページは長期に渡り上位表示されることも珍しくなく、成功した場合の費用対効果が非常に高くなりやすいです。
このようなメリットがあるSEOは、ホームページ集客の施策としては筆頭だと言えるでしょう。
検索結果で上位を獲得するには様々な側面からの対策が必要ですが、必ずしも専門の業者に外注しないと何もできないわけではなく、自分で実施できる範囲での施策でも十分に成果を得られるケースは珍しくありません。
例えば、自社の商品に関連するテーマについて、実務を行っているからこそ持ち得た知見や専門性を活かした質の高いブログ記事を書くことはその代表例です。
SEOへの具体的な取り組み方については下記の記事で解説しているので、併せてご覧ください。
SNSからの送客
TwitterやFacebook、Instagram、YoutubeなどのSNSで集客し、そこからホームページに送客する手法です。
SNSは2020年の段階で7,975万人(普及率80%)
人に利用されており(出典:「2020年度 SNS利用動向に関する調査」ICT総研)、事業への集客を考える上で重要な媒体となっています。
SNSを使うことで、まだ情報収集を開始していない「ニーズが潜在的な層」にもアプローチすることができます。また、アカウントがフォローされれば継続的に接点を持て、情報発信やコミュニケーションにより潜在的だったニーズを顕在化して商品に結びつけることを狙えます。
一方で最終的な商品の購買やコンタクトなどはSNSでは現状だと完結させづらいため、その受け皿としてホームページを活用するという連携を取ることが1つの典型パターンです。
印刷媒体からの送客
名刺やパンフレットなどの印刷媒体にURLやQRコードを掲載し、そこからホームページへの送客を図る手法も考えられます。
このとき、わざわざホームページを訪れようとしてくれるだけの興味喚起を図ることが重要になるので、得られるメリットをしっかり併記することが重要です。
例えば「○○○のお役立ち情報を発信中!」や「○○○キャンペーン実施中!詳しくは公式HPから」などのアピールが考えられます。
MEO(マップエンジン最適化)
MEOはGoogle マップ上での検索で上位表示を獲得するための対策を指します。検索における最適化という意味では、先に紹介したSEOと近しい概念です。
MEOは何より地域性の高い店舗型の事業において非常に重要になります。
例えば飲食店や美容室などは、現在地や家の近くなど特定のエリアにある店舗を探すことが基本になり、その手段としてGoogle マップが用いられることが多いです。なおかつ、「まさに今飲食店などに行こうとしていて、そのエリアにどのようなお店があるかを探している」という状態でマップが用いられることも多いため、来店見込みが高い層にアプローチできます。
MEOを行う上では、Google ビジネス プロフィール に登録することが前提になります。
Google ビジネス プロフィールはGoogle マップとGoogle の通常の検索で表示されるあなたの店舗の情報(住所や営業時間、写真など)を管理できるサービスです。また、投稿されたクチコミに対して返信を行うこともできます。
Google ビジネス プロフィールであなたの店舗の情報を充実させ、より多くのポジティブなクチコミを集めることで、マップ上での上位表示、そしてそこで情報を見た人の来店促進を図ることができます。
有料(広告費あり)の集客方法
有料(広告費あり)で行えるホームページの集客方法として代表的なのは下記の5つです。
- リスティング広告(検索連動型広告)
- ディスプレイ広告
- SNS広告
- 純広告
- アフィリエイト広告
以下でそれぞれ解説します。
リスティング広告(検索連動型広告)
リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果において、入力された検索語句に連動する形で掲載できる広告です。
検索結果に表示される点は上述のSEOと同じです。違いとしては、リスティングの場合は上位表示させるために広告費を支払う点が挙げられます。
「SEOと得られる結果は同じなのに有料なんて、SEOの下位互換っていうこと?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、リスティング広告にはSEOに無い以下のメリットがあります。
- 高い確率で上位表示させられる
- すぐに上位表示させられる
- 上位表示させるページを選べる
- 自然検索よりも上位に表示させられる
高い確率で上位表示させられる
SEOの場合は確実に上位表示させられる保証は無く、いくら労力をかけても結局それが叶わないケースも存在します。
それに対してリスティング広告では費用を支払えば高い確率で上位に表示させることができます。
すぐに上位表示させられる
SEOの場合は上位に表示されるようになるまで数ヶ月〜年単位の時間を要することが珍しくありません。
それに対してリスティング広告では広告を始めたその日に上位表示させることが可能です。
上位表示させるページを選べる
SEOでは上位表示されるページはGoogleが決定するので、ホームページ運営者側で完全にコントロールすることはできません。
それに対してリスティング広告では任意のページを選ぶことができます。
自然検索よりも上位に表示させられる
「自然検索」は検索結果のうち広告では無い部分を指します。したがってSEOは自然検索における上位を狙う施策ですが、広告は自然検索の領域よりも上部に表示されます。
つまりSEOで1位を獲得しているページよりもリスティング広告で出稿しているページの方がより上位に表示されるのです。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は様々なWebサイトにバナーと呼ばれる画像が表示され、それがクリックされるとあなたのホームページに遷移するというタイプの広告です。
ディスプレイ広告は(使用する広告ネットワークによりますが)多種多様なターゲティング設定で配信することができます。
例えば、一度あなたのホームページに訪れた人にのみ表示させる「リマーケティング(リターゲティング)」やそのリストと類似した人に表示させる「類似ユーザー」、表示させるページの内容を指定する「トピック」などが利用可能です。
SNS広告
各SNSのフィード面などに表示される広告です。
SNS広告は上述のディスプレイ広告のようにリマーケティングや類似ユーザーなどのターゲティングができる他、媒体ごとにユニークな配信設定ができる場合があります。
例えばTwitterには「○○○をフォローしている人と、それと属性が似た人」というターゲティングが可能な「フォロワーターゲティング」がありますし、FacebookにはFacebookの登録情報(名前やメールアドレスなど)をフォームに引用して入力の手間を削減できる「リード獲得広告」があります。
また、前提として各SNSで媒体としての個性があるので、扱っている商品と親和性の高いメディアに広告を出稿できれば購買に繋がりやすいユーザーを集客しやすいです。
純広告
純広告はあらかじめ特定の広告枠を買い取り、そこにあなたのホームページに誘導するための広告を表示させる施策です。
上述したリスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などは広告の成果に応じて表示を強めたり弱めたりして最適化していきます。
それに対して純広告は、事前に確定している広告枠に表示されるため、運用して最適化するという側面がありません。
そう聞くと、成果に繋がりやすい良質な集客が可能なのか疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、純広告は特定の媒体に表示する分、その媒体とあなたのホームページで扱っている商品との親和性が高い場合は有効に働きやすいです。
例えばあなたが特定の業界に属する会社向けの商品を提供しているとして、その業界紙のWeb版などがあれば、そこに出稿すれば「濃い」ターゲットに対してアプローチできます。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は成果報酬型広告を指します。言い換えると、広告経由で実際にあなたの商品が購入された場合にのみ成果報酬の支払い義務が発生し、商品が購入されなければ最低限の基本料金などしかかからない広告です。
購入に応じて成果報酬の支払いが発生するためリスクを抑えた運用が可能な点が大きなメリットである一方、広告掲載メディアがあなたの商品を取り上げてくれなければ広告が表示されない(他の広告と異なり広告の露出量をコントロールしづらい)点がデメリットです。
どの集客方法から取り組むべきか?おすすめの2パターン
前章でホームページ集客の方法を9つご紹介しましたが、この中から具体的にどれを選び実際に施策を進めていくのがよいかを迷われる方もいらっしゃると思います。
前提として、商品の内容やかけられる費用と時間などによって採るべき方法は異なりますが、多くのケースでおすすめしやすい集客方法のパターンはありますので、ここではそれを具体的に解説します。
王道はリスティング広告+SEO
多くのケースで優先的に取り組むべき手法は、リスティング広告とSEOです。なぜなら、すでにニーズが明確化している層にアプローチでき、成果が出やすい傾向があるからです。
具体的に考えてみましょう。例えばあなたが学習塾を運営しているとして、「成績が思わしくないことを漠然と課題視している人」と「すでに塾に通うことを決めていて、どこがよいか情報収集をしている人」なら、後者の方があなたの塾に通ってくれる見込みは高いでしょう。
そして、検索エンジンは情報収集の手段として典型的に用いられるものなので、リスティング広告やSEOによってこのような人を狙いやすいのです。
他の手段で「ニーズがすでに明確になっていて、行動を開始している人」をピンポイントで狙うことは難しいため、リスティング広告とSEOは優先度が高い施策だと言えます。
さらに、もう一歩進んでリスティング広告とSEOの位置づけの違いを考えると、下記のように考えられます。
リスティング広告 | SEO | |
---|---|---|
即効性 | 高い | 低い |
資産性 | 低い | 高い |
リスティング広告は、先述した通り広告費を払えばすぐに上位表示させることができるため、即効性が高いです。一方で、広告費を払い続けなければ表示が消えてしまうため、資産性は低いと考えられます。
それに対してSEOは、上位表示させるまでに数ヶ月〜年単位の期間が必要になるため、即効性は低いです。一方で、上位表示が叶えばそれが長期にわたってポジションを維持し続けることも珍しくなく、「数年前に作成したページから今も売上が発生し続けている」という状態を作り得ます。
このようにそれぞれにメリット・デメリットがあるため、「初動の成果はリスティング広告で担保し、長期的な採算性はSEOにより高めていく」などと相互に補いながら施策を進めていくことがおすすめです。
検索における競合性が高過ぎる場合はSNSメインで考える
上述したようにリスティング広告とSEOはおすすめの手法ではありますが、その分取り組む事業者が多く、市場によっては競合性が高い場合があります。
競合性が高いと、リスティング広告であれば広告費用が高騰し、SEOであれば上位表示がなかなかできない状態に陥りやすいです。
そのような場合には、SNSを中心に進めることがおすすめです。
SNSの広告は、リスティングと比べるとピンポイントでのターゲティングがしづらいですが、その分クリック単価が安くなりやすいです。そのため、広告からの遷移先であるホームページでうまく商品をアピールできれば、高い費用対効果を実現できます。
また、SNSアカウントを育てることで、検索エンジンにおけるSEOと同様、広告費をかけずに多くの見込み顧客と接点を持つこともできます。
まずはリスティング広告やSEOでの取組みが可能かを検討すべきですが、その結果実施が困難だと判断できた場合は、SNSを活用することがおすすめです。
また、検索エンジンを活用して集客に成功している場合、さらなる成長のためにSNSをプラスする方向性も考えられます。
集客力の高いホームページを作成できるソフト
ここまでホームページの集客方法について解説してきました。
最後に重要なポイントとして、実際にホームページの集客性を高めるためには、継続的な更新や基本的なSEO上の設定を行う必要があります。そのため、もしホームページの技術的な知見をお持ちでない場合は、ホームページソフトを活用されることがおすすめです。
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