メールリンク型決済を導入して、クレジットカード支払いに対応する方法
今回は「メールリンク型決済」をご紹介します。メールリンク型決済は、複雑な作業をしなくても、クレジットカードなどオンラインで決済ができる方法になります。とりあえずHPと組み合わせて使用することができます。
この記事では、メールリンク型決済の特徴やオススメのサービス、実際の導入方法などをご紹介していきますので、「ホームページでの販売を予定している」「クレジットカードでの支払いを導入したいけれど、ITが苦手」という方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
メールリンク型決済とは?
メールリンク型決済とは、オンラインで決済ができるサービスの1つです。 商品を購入するお客様にメールやSMS等で決済用のURLを送信し、お客様はそのURLをクリックすることで、クレジットカードで支払いが行えます。
メールリンク型決済のメリット
メールリンク型決済のメリットを3つご紹介します。
①システムの構築が必要ない
メールリンク型決済は、導入する際に、ホームページに新たにシステムを構築する必要がないため、簡単かつスピーディーに導入ができます。
決済用URLは、メールリンク型決済を提供しているサービスの管理画面で発行でき、発行した決済用URLをメールやSMSでお客様に送るだけで請求が行えます。また、お客様(購入者)は決済用URLをクリックすると、決済用の画面が開き、クレジットカードで支払い決済が行えるという仕組み*なので、双方が簡単に請求と支払いを行えます。
*クレジットカード支払い以外に、銀行振込などにも対応できます。
②料金が決まっていない商品にも対応できる
メールリンク型決済は、決済用URLを発行する際にご自身で請求金額を設定できるので、価格の決まっていない商品を販売する際にも対応が可能です。
例えば、時期によって商品の価格が変わる場合や、見積もりによって価格が決まる商品を販売している際にも柔軟に対応ができます。
③クレジットカード情報の非保持化に対応できる
クレジットカード決済を行う際には、クレジット取引セキュリティ対策協議会が定めている「クレジットカード・セキュリティガイドライン」への準拠が求められています。このガイドラインの中の項目の一つに「クレジットカード情報の非保持化」が入っています。
メールリンク型決済では、お客様は決済用URLをクリックすると、決済代行会社の決済画面に直接遷移してクレジットカード情報を入力する仕組みになっているため、自社ではお客様のクレジットカードの情報を保持することなく支払いが完了します。 これにより、お客様のクレジットカード番号の漏洩などのリスクを避けることができ、安全な取引を行うことにつながります。
メールリンク型決済を導入する際の注意点
メールリンク型決済を導入するには、決済サービスの導入が必要です。決済サービスを利用する場合、決済をする度に手数料がかかります。また、サービスによっては、初期費用や月額費用がかかる場合もあるので、決済サービスを導入しても利益が出るのか慎重な判断が必要になります。
最初から決済サービスを導入するのが不安という方は、まずは銀行振込や商品代引きなどで販売し、売り上げが見込めると思ったら、メールリンク型決済などオンラインで決済できる方法を取り入れるのもおすすめです。
おすすめの決済サービス
ここでは、個人事業主の方や小規模ビジネスを営んでいる方にも導入しやすい決済サービスを2つご紹介します。
ぽちPAY
ぽちPAYは株式会社ゼウスが運営する、個人事業主向けにクレジット決済システムを提供しているサービスで、メールリンク型決済が利用できます。初期費用・月額費用が0円、決済手数料3.24%と価格的にも導入がしやすいです。クレジットカードでの決済の他に、銀行振込にも対応できるプランもあるため、決済方法に選択肢を持たせたい方にもおすすめです。
また、ぽちPAYを利用する上での大きな魅力はサポートが充実していることです。サービスを導入後は24時間365日、コールセンターにてお問い合わせを受け付けているため、「オンライン決済を導入するのは少し不安…」という方も安心して導入することができます。
こんな人におすすめ
- まずは気軽に導入してみたい方
- なるべくシンプルな操作で決済を行いたい方
- オンライン決済に不安があり、手厚いサポートを受けたい方
ぽちPAY:https://www.pochipay.jp/
PayPal 請求書ツール
PayPalはクレジットカードや銀行口座でお支払いや受け取りができるオンライン決済ツールです。個人間での送金や、ビジネスでの決済の受付など様々な場面で利用できますが、ビジネスでの使用目的の場合は、PayPalビジネスアカウントが必要です。ビジネスアカウントは、アカウント開設費、初期設定費用、月額料金が0円、決済手数料が3.6%+40円で利用ができます。
PayPalビジネスアカウントの機能の1つの請求書ツールを使えば、メールリンク型決済を利用できます。支払い方法はPayPal、クレジットカード、銀行振込などが選択できます。
PayPalは世界中に利用者がいる有名なサービスなので、商品を購入したお客様も安心して、支払いが行えるのがメリットです。
こんな人におすすめ
- すでにPayPalを使っていて操作に慣れている方
- なるべくシンプルな操作で決済を行いたい方
- 利用者が多く有名なサービスを取り入れたい方
PayPal:https://www.paypal.com/jp/home
ぽちPAY | PayPal 請求書ツール | |
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支払い方法 |
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手数料 |
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メリット |
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導入条件 |
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※本ページで紹介している「ぽちPAY」「PayPal 請求書ツール」は、とりあえずHPのサービスではございません。機能詳細や利用規約については、各サービスの方へお問い合わせくださいますようお願いいたします。
とりあえずHPと組み合わせる方法
とりあえずHPで作ったホームページで商品を販売し、支払い方法にメールリンク型決済を導入する方法をご紹介します。まずは、メールリンク型決済を使用した際の、商品購入から発送までの全体的な流れを理解しておきましょう。
購入〜発送の流れ
ホームページから商品を購入(購入者) ↓ 決済用URLを発行・送付(販売者) ↓ 決済用URLから支払い(購入者) ↓ 支払いを確認(販売者) ↓ 商品を発送(販売者) |
流れが理解できたら、メールリンク型決済を使って支払いを受け付ける準備をしていきましょう。
1-1 商品販売方法を決める
まずは、ホームページで商品を紹介し、購入希望を受け付ける必要があります。一番簡単に導入できるのは、「お問い合わせフォーム機能」を利用する方法です。「お問い合わせフォーム機能」を利用した商品の販売方法は以下のページで紹介していますので、こちらをご確認ください。
1-2 支払い方法のご案内を掲載する
続いて、ホームページ内に支払い方法についてのご案内を掲載します。 お問い合わせフォームを利用して商品を販売する際には、お問い合わせページのごあいさつ文に支払いについてのご案内を掲載するとわかりやすいです。プラスでお問い合わせをしたお客様へ自動で送られるメールにも同様の内容を記載しましょう。以下の例文を参考にしてみてください。
決済方法は「クレジットカード」または「銀行振込」となります。商品をご注文後、3営業日以内に「ご注文内容」「料金」「決済用URL」を記載したメールをお送りいたします。内容にお間違いがなければ、決済用URLをクリックし、画面の案内に沿ってお支払いください。 |
お問い合わせフォームの編集方法については以下のページを参照してください。
これでホームページ側の準備は整いました。次は決済用URLを発行し、購入者へメールやSMSで送るSTEPですので、商品の購入があったら、次のSTEPへ進んでください。
1-3 決済用URLを発行・送付する
商品の購入があったら、注文内容に沿って決済用のURLを発行し、商品を注文したお客様へ決済用URLをご案内します。 下記にぽちPAYとPayPal請求書ツールでの決済用URLの発行方法をご案内しますので、参考にしてみてください。
ぽちPAY
- 売り上げ管理画面へログイン
- 「メールリンク予約登録」をクリックし、「個別登録」を選択します
- 「お客様のメールアドレス」「請求金額」など請求に必要な情報を入力します
- 「登録」ボタンを押し、送信予約をします
PayPal請求書ツール
- PayPalのマイアカウントへログインし、[ツール] → [請求書ツール]→[請求書作成]の順にクリックします
- 「お客様のメールアドレス」「請求金額」など請求に必要な情報を入力します
- 「送信」をクリックすると請求書が送信がされます
※ご注意※
詳しい操作方法は、各サービスごとの案内ページをご参考ください。
なお、「ぽちPAY」「PayPal請求書ツール」は他社サービスであり、とりあえずHPとの取引関係はありません。
このように、メールリンク型決済を使えば、ホームページへの決済ボタンの埋め込みなど、複雑な作業をしなくてもクレジットカードの決済を受け付けられます。
クレジットカードでの支払いを検討していたけれど、難しそうで導入ができていないという場合には、ぜひメールリンク型決済も検討してみてはいかがでしょうか?
気軽につくれる、素敵なホームページ「とりあえずHP」
とりあえずHPは、素敵なホームページを気軽につくることができるホームページ作成サービスです。
「メールを送る」程度のパソコンスキルがあれば、驚くほど簡単にホームページを作成することができます。
業種ごとに作り込まれたテンプレートデザインや文章のサンプルもあるので、ホームページづくりにあまり時間が割けない人にもおすすめ。大切な時間をホームページ作成に費やすのではなく、本業に集中させることができます。