毛豆菜園 緑八(みどりや) 様

とりあえずHPアワード2018 準グランプリ

毛豆菜園 緑八(みどりや) 様

  • 青森県
  • # とりあえずHPアワード2018 受賞作品

小さな菜園の大きな夢

受賞作品

今年は自然災害が多く、農業に携わっている方々には大変な一年だったと思います。
そんな中、毛豆菜園緑八(みどりや)も、どうにか二年目の年を終えることができました。


去年、「とりあえずHP」を活用し、青森県津軽地方で栽培されている毛豆を販売しようと思い、ホームページを作成しましたが、毛豆の販売には間に合わず、不本意な結果に終わったのを思い出します。
野菜販売を始めた当初は、弘前市内にある伯母の敷地前を借り、そこに毛豆と野菜を並べて販売していました。
私のこだわりはその日に収穫した採れたての新鮮な野菜を販売すること。
ですが私はサラリーマン農家。
いや、農家とは程遠く、会社が休みの日や出勤前に小さな菜園を営んでいる生産者です。
なので、弘前市内での対面販売は会社が休みの日に限られるのです。


毎日収穫できる野菜をどこに売るかいろいろ考えました。
農協直売所は制限があり、持ち込み引き取りが必須。
これは本業がおろそかになるため却下。
市場に出荷するレベルでもなく、この時は毎日販路を考え悩んでいました。
もっとたくさんのお客さんに毛豆と野菜を売りたいなと。
そこで、この課題をどのように解決するか、毛豆をネットで販売するためにどうするべきか。


お客さんを増やすこと「販路開拓」が私の新たな挑戦でした。
まずは、毛豆をネットから注文頂くためにホームページの見直しを行い、ホームページを耕していきました。
ホームページから毛豆の予約注文を頂くことは、私の原点であり、最も重要な課題です。
しかし、毛豆の美味しさを写真や文章で表現するのに素人の私は四苦八苦。
それでも諦めずに少しずつ更新し、ホームページに種を蒔き続けていきました。


あとは採れたての野菜をどうするか。
ある日、私と妻は休日を利用し、青森市内へドライブに出かけました。
住宅街の路地裏を走行中、偶然目にしたのが「生産者募集」の小さな張り紙。
半信半疑で店内に入りお話を伺うと、希望通りの条件で、お店の従業員が家に野菜を取りに来てくれるという好条件でした。
早速、野菜を売って頂き、好調な売れ行きに満足。
偶然目にした張り紙により、野菜の販路の問題は解決しました。
今思うと単なる偶然ではないように思えてなりません。
無意識に周りを見ていたのでしょうね。


休日は弘前市内で野菜の販売をし、会社へ行く前は青森市内で販売するための野菜の準備。


そんな忙しくても充実した日々を過ごしていると、何やらメールが届いていました。


「えっ、もしかして」


そう、予約注文のメールが届いたのです。
すごく感動したのを今でも鮮明に覚えています。
蒔いた種から芽が出た瞬間でした。
その後もまた一人また一人と予約注文が。


来年は三年目の毛豆菜園緑八(みどりや)です。
まだまだ知名度が低いと思われる毛豆ですが、全国の人に毛豆を知ってほしい。
最高の毛豆を食べてほしい。
そんな思いで来年もまた毛豆を栽培します。
田舎の小さな菜園が、全国に美味しい毛豆を届ける。
そのぐらい大きな夢を抱いてもいいじゃないでしょうか。

スタッフコメント

「そう、予約注文のメールが届いたのです」という一文から、初めてのホームページを持つことの喜びがグッと伝わってきました。「毛豆」と呼ばれる青森県のブランド枝豆を生産・販売している鈴木さん。昨年度はホームページからの注文がゼロだったとのこと。この1年で工夫を重ね、進化していることを評価いたしました。事業の成長とホームページの成長、そして「毛豆」も成長していくという「複数の成長曲線」が美しい言葉で描かれています。「起業家」というと、妙に劇的な生き方をしているイメージが先行しがちですが、鈴木さんは、自分の目が届く範囲で、手堅いビジネスをされています。これから起業する方や、副業を始める方に勇気を与えるような、上質な創業物語だと感じました。(審査員:守山 菜穂子)


ご自身が手塩にかけて育てた「毛豆」。その販路開拓に挑戦する日々は、たくさんのご苦労がある一方、とても充実していることがうかがえます。ご苦労の末、ホームページから最初の予約注文メールが入った時の「えっ、もしかして」のセリフに臨場感があって、感動が直接伝わってくる素晴らしいエピソードです。ホームページの見直しを“ホームページを耕す”、予約注文メールが届いた時のことを”撒いた種から芽が出る”など、豆の生産になぞらえて表現されている点も秀逸でした。また鈴木さんは、ほかにもお仕事を持っておられる「パラレルワーカー」。これからの「新しい働き方」に「とりあえずHP」がどう貢献できるかも考えていきたいと思いました。(審査員:永井 史威)

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