まとい工房 南天 様

まとい工房 南天 様

  • 秋田県
  • # とりあえずHPアワード2018 受賞作品

〈2018年度 佳作〉妻と二人三脚で為し得た工房開設奮闘記

受賞作品

私は4年前、精神的な病で永年奉職した消防官を退きました。
退職後しばらくは自宅療養を続けていましたが、家族の温かな理解もあって、徐々にではありましたが回復傾向にありました。
そんな時、妻が発したのは「おとうさん、大分良くなってきたね。趣味のミニチュア纏作りを商売にすれば?」でした。


私は物作りが好きで、現職当時もミニチュア纏を製作して市民にプレゼントしていた経緯があり、それなりの製作ノウハウはありましたが、商売にするとなると簡単ではありません。
そこで思いついたのが、江戸時代から続く浅草の老舗小玩具店「仲見世助六」からの評価でした。


東京旅行の際は必ず立ち寄ってコツコツと小玩具を買い集めており、助六ファンの私にとって自らの作品が店頭に並ぶことは夢のまた夢でした。
その後アポを取っていざ助六へ。
チャキチャキの江戸っ子五代目店主から「いい作品だ。でもねぇ、商人は売れる作品が欲しいんだ。僕の言うとおりに作り直したら置いてもいいよ」との言葉をいただき天にも昇る気持ちでしたが、それからが地獄。
作っては送り返されを数十回繰り返し、なかなかOKがでません。
心も折れそうになり、やめようかとも思ったのですが、やっと1ヶ月後に「渡部さん、よくがんばったねぇ。合格だよ。うちに秋田の職人ができてうれしいねぇ」といって下さいました。
興奮し涙が溢れ、店主の電話越しの声もあまり聞き取れませんでした。


これがきっかけとなって本格的に工房を立ち上げ、生業としての決意が固まりました。
しかし助六以外、私は需要があるのかとても心配でしたが妻は「作品は自信もって作って。後は私が宣伝するから」と言ってくれました。


近年はSNSやネットビジネスが主流の昨今、私たち夫婦はその知識がありません。
よって妻が仕入れた情報を元に作品展示即売会等に出店してPRしました。
とある即売会では元が取れなかったり、雨風にさらされたり、時には1個も売れない日々も多々ありました。
しかし妻はそれが刺激となったのか、今度は親戚、友人知人に声をかけまくり、その友人知人が次々と紹介してくれたりなど、徐々にではありましたが知名度が浸透していきました。


そしてその甲斐あって、なんとマスメディア数社から取材を受けるまでになったのです。
更に時を同じくして、ホームページも開設したところ、全国から注文を受けるようになり、手軽に更新ができるホームページ製作は纏製作と共にとても楽しくできました。


結婚して32年。 人様には言えないような数々の荒波を越えてきた私たち夫婦ですが、妻はその後、起業して多くの顧客を抱え、そのお客様が私のお得意様にもなっています。


最後になりますが今年のお正月、地元神社の御守りコーナーに「纏御守」がデビューしました。
宮司さんから作品を認められ、神社限定の纏御守りの製作を依頼されたのです。
地元の鎮守に縁起物の私の作品が並び、助六以来の感慨深いものでした。

スタッフコメント

昨年の「とりあえずHP エピソード大賞2017」で大賞を受賞された「まとい工房 南天」さん。江戸時代の火消しの道具のひとつである「纏(まとい)」のミニチュア作品を制作されています。本格的な工房立ち上げの起点となった浅草の老舗小玩具店との商品改良のエピソードは、店主さんの江戸っ子らしいぶっきらぼうな言い回しも相まって感動的でした。奥様との二人三脚で開設された工房。これからも末長く続けてほしいと願っています。

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