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学習塾のホームページの作り方!事例から学ぶ必須項目、デザインのコツ、集客を成功させる方法

塾のホームページ作成のコツ

経済産業省のデータによると、日本全国にある学習塾・予備校の数は約53,000あるとされています(引用元:2019年経済構造実態調査報告書 二次集計結果【乙調査編】)。

たくさんの塾や予備校がある中、生徒や保護者から「この塾に通いたい!」と思ってもらうためにも、ホームページでのPRはとても大切です。

この記事では、塾のホームページ作成について検討している方に向けて、「ホームページに載せるべき情報」「お手本になる塾のホームページデザイン事例」「具体的なホームページの作り方」「ホームページを活用した集客方法」を解説します!

塾のホームページに“絶対”必須な項目9選

インターネット上の塾のホームページを調査すると、掲載内容にはさまざまな特徴が見られます。その中でも、特に大切なのが次の10項目です。

どの項目も、生徒や保護者が塾を選ぶ際の基準となります。しっかり作り込んでいきましょう!

①合格実績

塾に通う最大の目的は、「志望校に合格すること」です。「受験のミカタ」が2017年に行ったアンケート調査でも、塾・予備校選びの基準で第1位となったのが「合格実績の高さ」でした

予備校選びの基準
出典:https://juken-mikata.net/support/how-to-choose-cram-school.html

掲載例

  • 合格した学校名・学部名と人数
  • 合格率
  • 生徒の成績アップの実績(例、高校3年生4月の合格判定はE判定だったのに、共通テスト直前ではA判定までアップした)

②合格体験談、生徒・保護者の声

合格実績が「定量的な情報」の代表とするならば、合格体験談や生徒・保護者の声は「定性的な情報」の代表です。塾に通った生徒の生の声は、塾に通ってみたいという思いをさらに後押ししてくれます。

③教育方針

教育方針は、塾の熱意や意気込み、目標を伝える場所です。それだけでなく、「こういう目的を持つ生徒に来てほしい」というメッセージにもなります。

掲載例

  • 毎年10人以上の国立大学合格者を目指しています
  • 県内の難関私立高校の合格率トップの塾です
  • 勉強が嫌いになってしまった生徒に、勉強の楽しさに気づいてもらえる場所です

④学習カリキュラム・授業紹介

学習カリキュラムや授業紹介では、教育方針をもとに「どんな授業を生徒に対して行うのか」を伝えます。カリキュラムや指導風景などは、図や写真、あるいは動画を用いて紹介することで、塾に通うイメージがしやすくなります。

掲載例

  • 1週間、1ヶ月、1年、3年といった学習スケジュール
  • 平日、土日祝それぞれの時間割
  • 使用する教材、宿題の内容
  • 実際の指導風景

⑤料金プラン

塾に通う上で避けて通れないのが、料金プラン(料金体系)です。保護者はおそらく、この項目をもっともシビアにチェックするでしょう。

掲載例

  • 1ヶ月あたりの支払料金
  • 夏期講習、冬期講習、3ヶ月、半年といった長期間のカリキュラムの場合の、一括払いの有無
  • 支払方法(現金払い、銀行振り込み、カード払い、キャッシュレス決済の有無など)
  • キャンセル時の返金の内容・条件

⑥体験入塾・資料請求のご案内

いきなり塾に入るのではなく、1日体験や説明会の開催、見学会の実施なども重要です。体験入塾・見学予約の申し込みは、サイト内でも分かりやすく表示しておきましょう。そのほか、パンフレットなどの資料を、ホームページ上からダウンロードできるようにするのもおすすめです。

⑦塾長・講師のプロフィール

塾長・講師の「人となり」というのも、生徒や保護者は気になるものです。生徒・保護者の信頼を獲得するのはもちろん、親近感をもってもらえるようなプロフィールづくりを意識しましょう。

掲載例

  • 顔写真(清潔感や親しみやすさを意識した写真を選びましょう)
  • 学歴(○○大学卒、○○大学院卒 など)
  • 職歴(教師経験あり、○○会社勤務 など)
  • 趣味(映画鑑賞、ボルダリング、フットサル など)
  • 得意教科(英語、数学、日本史、政治経済 など)
  • アピールポイント(実はサッカーで全国大会出場歴あり、7ケタの暗算ができる など)

⑧施設案内・アクセス

冒頭で紹介した「受験のミカタ」の塾選びの基準を見ると、実は第2位にランクインしているのが「自宅から近かった」です。

自宅から通いやすい場所にあるというのもそうですが、周辺の治安などが安全かも保護者はチェックしています。郊外の塾の場合は、車での送迎が必要になるので、駐車場の有無、コインパーキングがそばにあるかも記載しておきましょう。

最近は、Googleマップをサイト内に埋め込むことで、自宅からの経路を簡単に調べられるようにしているホームページも多いです。

⑨感染防止対策

新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、塾の安全対策として「感染防止対策」は非常に重要な項目となりました。授業ごとの消毒や換気の実施、マスク着用のルールなど、塾でどんな対策を取っているのかを明記して、保護者を安心させてあげましょう。

塾・予備校のホームページデザイン事例5選

塾のホームページデザインを考える際は、サイト上で見ることのできる塾・予備校のホームページを参考にしたいところ。全国規模の大手予備校から小規模学習塾まで、チェックしておきたいホームページを5サイト紹介したいと思います。

自分ならどんなデザインのホームページにしたいか、イメージしながらチェックしてみてください。

大手学習塾・有名予備校

大手学習塾・有名予備校では、教育産業の誰もがよく知る塾を3つピックアップしました。

①栄光ゼミナール

栄光ゼミナール
出典:https://www.eikoh.co.jp/

塾のホームページはさまざまな配色を用いたカラフルなデザインが多い中、栄光ゼミナールはシンプルさが際立ちます。

資料請求やクリックさせたい部分は、枠線や色を使い強調しているのがポイントです。スマートフォンで見た場合、無料体験・料金・教室検索・コースなどの申し込み部分が、常にボトム表示されています。

②東進ハイスクール

東進ハイスクール
出典:https://www.toshin.com/hs/

東進ハイスクールは「ユニークな講師陣」で知られていますが、ホームページのトップでも、その特徴を大々的に打ち出しています。

情報量の多さに圧倒されてしまいますが、非常に塾の特徴や伝えたいメッセージが分かりやすいデザインと言えるでしょう。

③明光義塾

明光義塾
出典:https://www.meikogijuku.jp/

明光義塾は、ホームページのトップに各種申し込みのボタン、また連絡先をまとめています。ホームページを訪れたユーザーの、「次のアクション」が取りやすいデザインになっているのが特徴的です。

オリジナルキャラクター「サボロー」のコンテンツもトップにあり、ついクリックしたくなる工夫が凝らしてありますね。

小規模学習塾

小規模学習塾は、東京都内でGoogleマップでの評価が高い塾を2つ紹介したいと思います。

④杉山塾(世田谷区)

杉山塾
出典:http://sugiyama-juku.com/

杉山塾は、世田谷区内で経営されている個人塾です。500名上の指導実績や無料体験など、生徒・保護者にPRしたいことがファーストビューで分かりやすく記載されています。

受付時間や電話番号など、すぐに問い合わせができるような配慮がなされている点にも注目です。

⑤学習支援塾ビーンズ

学習支援塾ビーンズ
出典:https://study-support-beans.com/

学習支援塾ビーンズは、ここまでに紹介した塾とは異なります。さまざまな課題を抱えている生徒たちに、学び直しができる学習環境を提供している塾です。そのため、合格実績といった分かりやすいPRはしていませんが、オンライン授業や接しやすさといった面を全面に押し出しています。

「こういう塾もあるのか」という事例として、見てみるといいでしょう。

塾のホームページの作り方!無料・有料それぞれのメリット

塾のホームページに必要な項目や、ホームページの実例をみたところで、次はいよいよ「どうやってホームページを作成するか」を考えていきたいと思います。

ホームページづくりは大きく、「自分で作る」か「誰かに依頼するか」の2択と、「無料」「有料」の2択に分けられます。

ホームページ作成の手順を紹介しつつ、それぞれの選択肢のメリットを考えていきましょう。

みなさんにぴったりな方法を探してみてくださいね。

ホームページに欠かせない「サーバー」と「ドメイン」

世界中からインターネットを介して、ホームページにアクセスするようにするには、サーバーとドメインの2つが必要不可欠です。

サーバーはホームページに関するデータの置き場所で、ドメインはホームページの住所です。例えば、このコラムのURLは https://pr.toriaez.jp/navi/column/2393.html ですが、この中のpr.toriaez.jpがドメインに当たります。

この2つを取得できたら、今度はドメインとサーバーを紐づけて、ホームページに入れるデータをアップロードする…という手順を踏むことになります。これがなかなか大変で、この段階でホームページ制作を挫折してしまう人が多いです。

これを聞いて「自分でホームページを作るのはハードルが高いかも…」と思った方は、オールインワンのホームページ作成ソフトを使うのがおすすめです。

ホームページ作成ソフトを使えば、自分でサーバー・ドメインを契約・設定せずとも、ソフトの中で自動的に紐付けることができます。

専門知識が一切なくてもホームページを作成・公開できるので、HP初心者の方におすすめの方法だと言えます。

ホームページ作成ソフトとりあえずHPは、数ある中でソフトの中でも特に初心者向けのサービスです。デザインテンプレートを選んで文章を入力するだけ、簡単にホームページを作成できます。 上述のサーバー・ドメインの取得・紐付けもソフトが自動的に設定してくれるため、好きなドメインを選ぶだけでインターネット上にページを公開できます。

ホームページの代表的な4つの作り方

ドメイン・サーバーを取得した後の、ホームページの作り方は大きく4種類に分けられます。

①ホームページ作成ツールで自作(有料・安価):難易度☆

先ほど紹介した「オールインワンのホームページ作成ソフト」がこれに当たります。

細かい手順を踏まずにホームページを作成できるという点で、もっとも難易度が低いです。月額料金などがかかりますが、他の有料サービスと比べるとかなり安価という点もポイントが高いですね。

低コストの初心者向けHP作成ソフト:格安ホームページ制作ソフト – とりあえずHP

WordPressで自作(無料):難易度☆☆☆☆

WordPressは、一言で表すとコンテンツ管理機能つきのホームページ作成システムです。世界で1番使用されているホームページ作成システムなので、情報が非常に豊富で、はじめてのホームページ作成で採用されることが非常に多いです。

WordPress自体の使用料は無料で、デザインの自由度も非常に高いのが大きな魅力です。しかし、自由度が高い分、理想のデザインを実現するには、専門技術が求められます。

また、サイトの保守・管理も必要であり、知識が無い方が扱おうとするとセキュリティなどの問題が発生する可能性がある点は要注意です。

HTML・CSSで自作(無料):難易度☆☆☆☆☆

HTMLはHyperText Markup Languageの略語で、ホームページの基礎となる言語です。

CSSはCascading Style Sheetsの略語で、ホームページにデザインを施すために必要となる技術です。HTMLで書いた情報に対して、文字を大きくしたり色付けをしたりするのが、CSSだと考えてください。

これらを用いれば、無料で自分の思い通りにホームページを作成できます。しかし、その分求められる知識のレベルも高く、その難易度はWordpress以上です。

ホームページ制作会社に依頼(有料・高額):難易度☆☆☆

自分でホームページを作成するのに必要なスキルが不足している、という場合は、ホームページ制作会社に依頼するというのもひとつの方法です。高い専門技術を持つ制作会社の手を借りることで、自分の思い通りのサイトを実現しやすくなります。

制作会社へ依頼するデメリットは、当然「非常に高額」という点です。個人塾の制作の場合、簡易的なものであっても数十万円以上の予算が必要となります。

また、自分の追い求めるホームページを作るために、制作会社とのコミュニケーション能力が重要です。場合によっては「よくわからないうちに、業者に有利な契約・仕様になってしまっていた」というケースもありますので、適切な業者選びが非常に大切です。

無料でホームページを作成するメリット

上で紹介した方法のうち、無料でホームページを作成するメリットは次の通りです。

  • 制作費用がかからない
  • スキルがあれば自由にサイトをデザインできる
ただし、無料で作ると、「関係の無い広告がホームページに表示される」「ページの表示スピードが遅い」などのデメリットを被るケースもあります。詳しくは下記の記事をご参照ください。

有料でホームページを作成するメリット

有料でホームページを作成する際のメリットは、次の通りです。

  • 安価なサービスも多い
  • ホームページを作った「後」のアップデート・保守も安心
  • スピーディにホームページを作れる
  • 各種事例などを生かしてて最適なホームページを作れる
有料でホームページを作成すると、ホームページを作った「後」のメリットも享受できます。ホームページ完成後のセキュリティ対策、保守管理、デザインの更新なども考慮すると、外部サービスを使用する方が非常に手軽かつ安心です。

塾のホームページをうまく活用した集客方法3選

塾のホームページが完成したからといって、すぐにお客様(生徒・保護者)からの問い合わせがあるわけではありません。ホームページ、ひいては塾への集客方法も同時に考えていく必要があるでしょう。

ホームページの集客方法としては、次のような方法が挙げられます。

無料でできる集客方法
  • SEO(検索エンジン最適化):GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ホームページを上位表示させる
  • SNS:TwitterやFacebook、Instagram、Youtubeなどで集客し、ホームページに送客する
  • 印刷媒体:名刺やパンフレットにURL・QRコードを掲載し、ホームページへの送客を図る
  • MEO(マップエンジン最適化):Google マップ上での検索で上位表示させ、ホームページにそう脚する
有料の集客方法(主に広告費を投じた集客方法
  • リスティング広告(検索連動型広告)
  • ディスプレイ広告
  • SNS広告
  • 純広告
  • アフィリエイト広告

こうした集客方法のうち、今回は無料でできる3つの集客方法、SEO・SNS・MEOについて見ていきます。

①SEO対策

SEO対策は、ユーザーがGoogleやYahoo!などで検索するであろうキーワードに対して、適したコンテンツを発信することで、ホームページへのアクセスを増やすという方法です。塾であれば、次のようなキーワードが考えられます。

  • エリア(東京、世田谷区、下北沢駅など)+塾
  • 中学受験+学習計画
  • 塾+予算
  • オンライン塾

SEO対策のメリットは、コストを抑えつつサイトへの流入を増やせることと、記事がどんどんサイトにストックされる=資産性が高いことです。一方、SEO対策は効果が出るまでに時間がかかるので、中長期的な戦略として取り組む必要があります。

②SNS活用

SNSは2020年の段階で7,975万人(普及率80%)人に利用されています。塾への集客を考える上で、とても重要な媒体です。SNSは、情報収集を開始していない潜在顧客にもアプローチできます。

テキスト、写真(授業の様子など)、動画(授業風景)など、多彩なコンテンツを各SNSで発信していきましょう。YouTubeの動画をサイト内に埋め込むことで、ホームページでもリアルタイムに情報更新できます。

SNSは情報に触れる場所として有効ですが、SNSだけで情報発信や顧客とのコミュニケーションを完結できるわけではありません。最終的な受け皿として、ホームページをしっかり活用することも重要です。

③MEO対策

MEO対策は、Googleマップ上での検索上位を目指すという点で、SEO対策によく似ています。Google ビジネス プロフィール に登録すると、塾の情報(住所、営業時間、写真など)を更新・管理できたり、クチコミへの返信ができたりします。

Googleマップ上で表示される情報を拡充させることで、周辺地域の生徒・保護者に見つかりやすくしましょう。

保護者・生徒どちらにも響く塾のホームページを作ろう

ここまで、塾のホームページ作成で必要なことを解説してきました。これからホームページの作成を検討している人は、ここで紹介したポイントを参考に、地域の生徒・保護者に「この塾、興味がある!」と思われるようなホームページを作成していきましょう。

自力でホームページを作成するのは大変かも…と思ったら、ぜひ「とりあえずHP」を検討してみてください。ホームページに必要な知識ゼロという人でも、安価かつ手軽にホームページを作成できます。塾の経営や生徒指導といった本業に集中できるように、プロの手を借りてホームぺージを作成しましょう。

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とりあえずHPは、素敵なホームページを気軽につくることができるホームページ作成サービスです。
「メールを送る」程度のパソコンスキルがあれば、驚くほど簡単にホームページを作成することができます。
業種ごとに作り込まれたテンプレートデザインや文章のサンプルもあるので、ホームページづくりにあまり時間が割けない人にもおすすめ。大切な時間をホームページ作成に費やすのではなく、本業に集中させることができます。


佐野彰彦

株式会社smallweb 代表取締役、株式会社それからデザイン 代表取締役。
「ビジネスとデザインの統合」をテーマに活動。音楽系企業にて新規事業開発を担当した後、デザイン業界へ転身。WEB領域に強いデザイナーとしてキャリアを積み重ねる。
著書に「経営者のためのウェブブランディングの教科書」「ウェブ担当者1年目の教科書」(共に幻冬舎)。2015年、2016年グッドデザイン賞受賞。

株式会社smallweb

個人・中小企業を中心に2万人以上が利用している初心者向けのホームページ作成ツール「とりあえずHP」を開発・提供。
10年以上にわたりホームページ作成ツールを運用してきたノウハウに基づき、ホームページの作り方や運営の仕方、インターネットの基礎知識などについて、初心者向けにわかりやすく解説することを目的に当サイトを運営。

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