難関中学受験専門塾TOP 様
- 東京都
- # とりあえずHPアワード2017 受賞作品
〈2017年度 佳作〉「幸せな受験道の架け橋を。」
受賞作品
私にとってホームページ制作エピソードを語ることは、TOP設立の歴史を語ることかもしれません。
10年間におよぶ大手進学塾での勤務を経て、3年前の2014年、神楽坂に「難関中学受験専門塾TOP」を開校した時、私たちには全く地域での実績や知名度がありませんでした。
私たちは、ただ前の塾での実績と、絶対に日本一の塾を作りたいという情熱だけを握りしめて、全くのゼロから教室をスタートしました。
最初は新聞の折り込み広告にチラシを入れたり、駅の電子広告にロゴを掲載したりもしましたが、費用対効果を考えると決して高い効果があるとは言い難いものでした。
そんな潤沢な資金力も広報力も持たない裸一貫の私たちが選んだのが、この「とりあえずHP」でした。
このSNS全盛の時代、ホームページは塾の顔とも言える最初の窓口です。
「とりあえずHP」はその名の通り作成の敷居は低いものの、シンプルでいながら温かみのある、見る人を選ばないまさにユニバーサルデザインで、強く心惹かれました。
あとは私たちがそこに命を吹き込むだけでした。
私は常々人に想いを伝える際には、内容以上に、そこに温度や熱が込められるかが最も重要な要素だと思っています。ですから、TOPのホームページ作成に当たっても、システムやクラス編成といったハード面だけでなく、どんな想いで生徒と向き合い、その受験を幸せなものに導いていきたいのかというソフト面の充実に心を注ぎました。
TOP設立に当たって、中学受験時代薫陶を受けた大恩師を訪ねた時のことです。先生は個人塾としては唯一無二と言ってもいい、すさまじい実績を出し続けているカリスマ性ある方でした。今なお教壇に立たれる先生は、当時と変わらぬ威厳と情熱あふれる雰囲気でこうおっしゃっていました。
「親御さんはみんな大手の塾に子どもを預けたいんじゃない。預けたいのは、本当に親身になってくれる先生なんだよ。でも実際いないから、大手に行くしかないのが現状かな。」
そのお話を聞いて、ならばTOPがそんな場所になろうと奮い立ったものです。
その上で、このホームページはただのアイコンに留まらない、決して欠かせない大切な理念表明の発信源でした。
さらに当初数文で始めた「塾長のつぶやき」が、毎週800字以上の血の通った指導の体験談と昇華していき、多くの読者を得るようになっていったのも自然な成り行きだったと思います。
ホームページ成功の秘訣はそこを小手先のテクニックやメソッドを語る場所にせず、子どもたちへの想いや切実さを赤裸々に語り続けていることにあると感じています。
ホームページを見て「こんな気持ちで子どもと向き合ってくれる塾に通わせたい。」と、それだけで入会を希望されるご家庭に出逢ったことも大きな歓びでした。
「子どもたちに幸せな受験道を歩んでほしい。」
今後も、このホームページがそんな誰かの想いをつなぐ架け橋になれば、それに勝る喜びはありません。
スタッフコメント
「ホームページは理念表明の発信源」。そんな言葉が書かれたエピソードに、審査員一同、目が釘付けとなりました。ホームページの存在意義、なぜつくるのか、なぜ発信するのか?を言語化して語れる経営者はそう多くありません。「難関中学受験専門塾TOP」さんのエピソードは、ホームページに命を吹き込む様であり、理想を追求する教育の場を立ち上げるストーリーでもあります。そのまっすぐな強さに心打たれました。※ユーザー様のホームページデザインおよび、記載されている「とりあえずHP」のサービス内容や価格は、ユーザー様が声をお寄せくださった当時のものであり、現在とは異なる場合がございます。