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工務店のホームページ作成のポイント!デザイン事例から集客方法まで解説

工務店のホームページ作成のコツ

工務店のホームページ制作で、どんな情報が必要か、どんなデザインがお客様の目を引くのか悩んでしまうかもしれません。

そこで本記事では、「お客様に選ばれるサイトの特徴」「実例から見るホームページデザインのポイント」を解説します!

記事の後半では、ホームページの作り方からホームページと合わせて行いたい集客戦略など、より実践的な内容もお届けしておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

お客様に選ばれる工務店ホームページの特徴4選

工務店のホームページはネット上に多数存在しますが、アクセスが集まりやすいサイトには、次のような特徴が共通しています。

  1. 情報が分かりやすい
  2. 施工事例が見やすい
  3. オーナー様の声・ストーリーで家づくりがイメージしやすい
  4. 写真がとてもきれい

以下でそれぞれ解説します。

①情報が分かりやすい

家づくりは非常に高額な買い物で、何度も家を建てたことがあるというお客様はほとんどいません。さらに、家づくりには考慮すべき項目が膨大に存在します。

  • 間取り(部屋数、リビングの広さなど)
  • 資材(木材、鉄骨など)
  • 各種設備(窓の数・大きさ、お風呂やトイレといった水回りの配置など)
  • お金周りの話(住宅ローンの種類、不動産取得税、固定資産税、補助金など)

こうした項目を、「よくある質問」でまとめたり、契約から施工、住まいの完成までの流れをブログにまとめたりなど、見るべき情報が一目で分かることがホームページには求められます。

「資料請求」「来店予約」「展示場見学」といった相談窓口への動線も、極力シンプルにまとめましょう。

②施工事例が見やすい

工務店にとっての最大の営業ツールで、かつ資産となるのが「完成した家=施工事例」です

工務店のホームページでは、過去に建てた家を画像と合わせて紹介することが重要とされています。

ただ画像を並べるだけでなく、「和モダンの家」「3世帯がゆったり暮らせる家」「狭い土地を有効活用した土地」など、自社の強みとなる施工事例をそろえて、外観・内装を紹介していきましょう。なお、「おおまかな総工費」「家のサイズ(〇〇坪)」「間取り(4LDKなど)」など合わせて紹介すると、よりお客様が住まいをイメージしやすくなるのでおすすめです。

③オーナー様の声・ストーリーで家づくりがイメージしやすい

施工事例と合わせて掲載したいコンテンツが、「オーナー(施主)様の声」です

なぜこの工務店にお願いしたいと思ったのか、完成にいたるまでにどんな苦労があったのかを紹介することで、工務店への信頼獲得へとつながります。

オーナー様からのSNS投稿を促し、それらをホームページに掲載するという形も、オーナー様の生の声を届けやすいのでおすすめです。

④写真がとてもきれい

家という「ビジュアル」の魅力を、最大限伝えられる存在が「写真」です。ホームページ作成でも、施工事例やコンセプトを伝える写真にとにかくこだわりましょう。解像度が低く見づらい、日当たりが悪い、構図が変など、写真の質が低いと住宅の魅力も半減します。

最近ではオンラインルームツアーという形で、YouTubeに動画をアップして施工事例を紹介している工務店もあります。写真だけでなく、動画の活用もぜひ検討してみてください。

大手から中小規模まで。参考にしたい工務店ホームページのデザイン事例5選

さきほどの特徴を踏まえ、実際の工務店ホームページも見ていきましょう。今回は5社の事例を集めました。

個々の工務店は、自社の強みに合わせて4つの特徴にプラスαのコンテンツを展開しています。その点もぜひチェックしてみてください。

①アールギャラリー

アールギャラリー

ホームページのグローバルメニューから、「来場予約」「資料請求」をすぐに選択できます。

それだけでなく、メニューでは工務店のコンセプト、住宅性能、家づくりの流れといった「ユーザーが欲しい情報」が網羅的に確認できます。建築実例・商品紹介など、各種メニューも分かりやすいです。

②無印良品の家

無印良品の家

日用品・家具などを手がける、無印良品がデザインする住宅がまとめられています

合計4種類の家の特徴を、シンプルなサイトデザインで紹介。家も含めたまわりの風景の写真も取り入れて、自然に溶け込むナチュラルさを売りにした、家づくりのコンセプトを伝えています。

アールギャラリーと同様に、相談会・見学会や資料請求など、集客に関わる項目はグローバルメニューで表示しています。

③シンプル工務店

シンプル工務店

社名から、シンプルさを全面に押し出していることが伝わる工務店ですが、ホームページもシンプルさを徹底しています。サイトトップの写真事例は、どれもシンプルな形の家ばかり。その中身を補完するように、施工事例、お客様の声で工務店の魅力を伝える構成になっています

「スタッフブログ」「スタッフ紹介」といった、工務店の人となりを知るコンテンツも展開しています。

④小嶋工務店

小嶋工務店

「東京の木でつくる住宅」というコンセプトのもと、サイトのトップには木をふんだんに用いた家での暮らしや、木材をテーマとした美しい写真が並びます。

「グッドデザイン賞」「グッドデザイン賞」など、権威性にまつわる情報もトップで紹介。ずらりと紹介されている施工事例の数も、信頼性を高める手助けになっています。

⑤ジェネシス

ジェネシス

冒頭のメニュー項目に「性能・構造」とある通り、デザイン性・機能性の高さを全面に押し出した工務店のホームページです。

施工事例だけでなく「建築中現場レポート」「引渡済現場レポート」という形で、住宅完成前からの様子を適宜公開し、確かな技術を持つ工務店であることを伝えています

ホームページを作る方法。HP作成ソフト?制作会社?自作?

工務店に限らず、ホームページを作る方法は大きく分けて3つあります。それは「ホームページ作成ソフトの活用」「制作会社へ依頼」「専門技術による自作」です。それぞれの方法と、メリット・デメリットを比べてみましょう。

ホームページ作成ソフトの活用

ホームページ作成ソフトは、プログラミング言語といった、ホームページ作成に必要な専門知識がない方でも、ホームページ作成することができるソフトウェアのことです。

ソフトウェアの購入、月額利用料金などがかかりますが、事前に用意された手順に従うだけで、ホームページを作ることができます。

3つの選択肢の中で、もっとも手軽さとコストパフォーマンスに優れているのがホームページ作成ソフトです

初心者向けホームページ作成ソフトとりあえずHPはクラウド型のホームページ作成サービスで、ソフトウェアのインストールなし、初期費用4,950円+月額費用2,970円でご利用いただけます。

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制作会社への依頼

ホームページなどの、Webサイトの作成を専門に行う制作会社に依頼するという方法です。専門家に任せる形になるため、非常に安心感があります。また、完成するサイトのクオリティも高いです。

ただ、プロに依頼するということで、しっかりと予算を確保しないといけません。制作費は依頼する事業者の規模にもよりますが、数万円で収まるケースもあれば、デザイン性・機能性に凝ると100万円以上になってしまうことも。

完全に制作会社に丸投げできるわけではなく、システムやデザインへの要望を業者に伝え、進捗をコントロールしないと、想像とかけ離れたホームページが完成してしまうかもしれません

予算・労力がともにかかりますが、高品質のサイトを作ることができる。それが制作会社の特徴です。

専門技術で自作

ホームページに必要な機能を、HTMLやCSSといった専門技術ですべて自分でそろえるという方法です。

ドメインやサーバーといった諸費用以外のコストがかからないので、安価でホームページを作成できます。自分でサイトを作るので、デザインや機能の自由度も非常に高いです。

しかし、これらを実現するには当然「ハイレベルなプログラミングスキル」が求められます。ホームページが完成した後の、セキュリティ対策といった保守運営部分も、すべて自分でやらないといけません。

コストが安い代わりに絶大な労力がかかってしまうというのが、専門技術による自作の特徴と言えます。

工務店ホームページと連携して行いたい集客3選

ホームページが完成したからといって、お客様がすぐに急増するわけではありません。工務店のホームページ運営と合わせて、次のような集客戦略も企画・実行していきましょう。

①SEO

SEOはSearch Engine Optimizationの略称で、検索エンジン最適化を意味します。SEO対策はいくつか種類がありますが、取り組みやすいのは、ブログ記事などで自社と関連性の深いキーワードについてのコンテンツを制作することです。

例えば「東京 工務店」「住宅 デザイン」「工務店 選び方」など、キーワードをピックアップして、ブログ記事を書きます。それにより、Google検索などでホームページ(ブログ)がインターネットユーザーに発見されやすくして、ホームページへの来訪者を増やすのです。

SEOは、ライティングのスキルを磨けば1人でも取り組める施策です。即効性の高い施策ではないので、地道にコンテンツを作り続けていきましょう。蓄積されたコンテンツは、そのままホームページの質を高める資産となります。

②SNS活用

実は、工務店をはじめとした住宅産業全般と、SNSはとても相性がいいです。

特におすすめしたいのがInstagramで、家の外観や内装の写真を投稿することで、家づくりを検討する潜在顧客にアプローチできます。完成した住宅や建設中の様子、お客様との打ち合わせの風景を撮影して、「#家づくり」「#暮らし」「#家づくりの記録」などのハッシュタグと合わせて投稿していきましょう。

工務店だけでなく、オーナー様からの投稿を促すというのも有効です。先ほどのハッシュタグに加え、コム店名のハッシュタグと合わせて、住まいのことをつぶやいてもらいましょう

お客様であるオーナー様からの発信は、潜在顧客にとって非常に信頼性の高い情報源となります。オーナー様に投稿を促しても快諾してもらえるように、信頼関係の構築を大切にしましょう。

③YouTubeなどの動画活用

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、住宅展示場や見学会などリアルの施策が実施しにくくなりました。そこで、大手住宅メーカーなどがはじめたのが動画活用です。ライブ配信や動画投稿などを用いて、オーナー様の完成した家を見学しつつ、外観や内装を細かく紹介していきます。

ライブ配信という観点でいくと、インスタライブも効果的です。ライブでは随時コメントによる質問も受け付けて、お客様の疑問の解消に努めていきましょう。

「YouTubeの動画概要欄にホームページへのリンクを書いておく」「動画をホームページに埋め込んでおく」。こうすることで、ホームページとYouTube双方の動線を作ることができ、サイトの回遊性を高めることができます。

工務店のホームページは「分かりやすい・見やすい・きれい」を意識しよう

ここまで、工務店のホームページで意識したいポイントを解説してきました。工務店のホームページづくりでは、「情報が分かりやすい」「施工事例やお客様の声が見やすい」「写真がきれい」ことが求められます。この点に注意しつつ、お客様の目を引くサイトを作りましょう。

専門的な知識なしで、なるべく手軽かつローコストでホームページを作成したいという方は、ぜひホームページ作成ソフトを活用してみてください!

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業種ごとに作り込まれたテンプレートデザインや文章のサンプルもあるので、ホームページづくりにあまり時間が割けない人にもおすすめ。大切な時間をホームページ作成に費やすのではなく、本業に集中させることができます。


佐野彰彦

株式会社smallweb 代表取締役、株式会社それからデザイン 代表取締役。
「ビジネスとデザインの統合」をテーマに活動。音楽系企業にて新規事業開発を担当した後、デザイン業界へ転身。WEB領域に強いデザイナーとしてキャリアを積み重ねる。
著書に「経営者のためのウェブブランディングの教科書」「ウェブ担当者1年目の教科書」(共に幻冬舎)。2015年、2016年グッドデザイン賞受賞。

株式会社smallweb

個人・中小企業を中心に2万人以上が利用している初心者向けのホームページ作成ツール「とりあえずHP」を開発・提供。
10年以上にわたりホームページ作成ツールを運用してきたノウハウに基づき、ホームページの作り方や運営の仕方、インターネットの基礎知識などについて、初心者向けにわかりやすく解説することを目的に当サイトを運営。

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