自己紹介サイトの作り方は?おすすめのツールや掲載内容、参考事例などを解説
この記事では、「普段SNSやブログで情報発信しているけど、固定情報を掲載できるWebサイトも持ちたい」とお考えの個人事業主・フリーランスの方に向けて、自己紹介サイトの作り方や掲載すべき項目、参考事例などを解説します。
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自己紹介サイトとは
「自己紹介サイト」に統一的な定義はありませんが、この記事では個人事業主・フリーランス・小規模会社の代表の方などが、自分自身や自分の事業の情報を掲載するためのサイトを念頭に置いて解説していきます。
ポートフォリオサイトとの違い
自己紹介サイトに類似した言葉として「ポートフォリオサイト」があります。ポートフォリオとは、(文脈により異なる意味を持ちますが、)主にデザイナー・エンジニアの方の作品集を指します。
自己紹介サイトとのニュアンスの違いは、以下のように考えるとわかりやすいと思います。
自己紹介サイト | ポートフォリオサイト |
---|---|
プロフィール情報など「人」にフォーカス | デザインやアプリケーションなど「制作物」にフォーカス |
自己紹介サイトの4つのメリット
個人事業主・フリーランスの方が自己紹介サイトを作成することで、下記の4つのメリットを得ることができます。
- SNSなどでの散発的な情報発信を、まとまった形でストックできる
- 能力や実績をアピールできる
- 人柄を伝えられる
- 見せたい情報だけを提示できる
SNSなどでの散発的な情報発信を、まとまった形でストックできる
個人での情報発信はSNSでおこなわれている方が多いと思います。
SNSでは、発信した投稿に対して「いいね」などの反応を直に得ることができますし、他のユーザーと繋がってコミュニケーションを取ることも非常にしやすいです。
その反面、情報発信の方式が基本的にストックではなくフローになるため、後から振り返りづらかったり、体系的に整理することが難しかったりする短所もあります。
その点、個人の自己紹介サイトを持っていれば、SNSで反響がよかった投稿の内容を整理してWebページ化したり、それをさらに見やすい形で一覧化したりすることができます。
そうすることで「自分の手による、質の高いお役立ち情報」が蓄積されていき、それを逆にSNSに投稿したり、見込み顧客に展開したりすることで、自分の知見を効果的にアピールできます。
また、複数のSNSで情報を発信している方も少なくないと思います。そうした場合に、自分のアカウントを一元的に掲載する場所としても、自己紹介サイトは適しているでしょう。
能力や実績をアピールできる
顧客を獲得するには、自分が持つ能力をしっかりアピールすることが重要になるでしょう。
そのためには、下記のような情報を掲載することが有効です。
- 過去の経歴
- 実績
- スキル
まとまった情報を掲載しやすい個人の自己紹介サイトは、上記のような内容をアピールする場として適しています。
人柄を伝えられる
個人事業のクライアントを獲得するという観点では、能力・実績面だけでなく、人柄も重要な要素になることは少なくないと思います。
その点、自己紹介サイトであれば、直接的に事業とは関係しない部分の経験やプライベートなども含めて自由に掲載できるため、自分のキャラクターを伝えやすいです。
また、SNSと違いデザインにもパーソナリティを反映させることができます。
見せるべき情報だけを提示できる
SNSの場合は様々なユーザーのアカウントが表示されるため、その中に自分の情報が埋もれてしまう傾向があります。
また、広告が表示されるため、閲覧者の注意がそちらに引きつけられてしまうことも考えられるでしょう。
それに対して、自己紹介サイトでは、純粋に自分が見せたい情報だけを提示できます。この点も個人のサイトを持つメリットの一つでしょう。
自己紹介サイトの作り方
この章では自己紹介サイトを作る3つの方法を解説します。
- サイト作成サービスを使う
- コーディングで自作する
- 自己紹介サイト特化型のサービスを使う
サイト作成ツールを使う
メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|
簡単に自己紹介サイトを作成でき、なおかつ将来的にサイトの構成や仕様を拡張することも可能 | 無料ではない場合がある | Webサイト制作のスキルが無い方 |
自己紹介サイトを含む様々なフォーマットで簡単にホームページを作成できるツールを使う方法です。
このようなツールを使えば、HTMLなどのWeb制作スキルが無くても、誰でも簡単にサイトを構築することができます。
また、自己紹介サイトだけに特化したテンプレートというわけではないので、将来的にサイトの構成や仕様を変更・拡張したくなった場合も対応しやすいです。
サイト作成ツールには色々なものが存在しますが、例えば、とりあえずHPはとにかく簡単さにこだわったサービスなので、「専門スキルどころか、PCを使うこと自体に慣れていない」という方でも安心して利用することができます。
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また、SNSや外部ブログとの連動設定も手軽におこなえるため、すでに情報発信に取り組まれている方にはおすすめです。
一方、月額費用2,970円と初期費用7,920円がかかるため、無料で使えるサービス(後述)と比較するとその点はデメリットになります。
もし「自分にはどのサービスが向いているんだろう」と迷われる場合、無料のサイト作成動画講座を受講する選択肢もあります。
株式会社smallwebが提供しているホームページの作り方動画講座は、完全無料でWebサイトの様々な作り方について学ぶことができます。自己紹介サイトの作り方についてお悩みの方はお気軽に受講してみてください。
コーディングで自作する
メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|
構成やデザインを自由に決められる | 専門スキルが必要 | Webデザイナー、コーダー、エンジニアなどWeb制作のスキルがある方 |
HTML、CSS、JavaScriptなどで0からサイトを構築する方法です。
完全に自由にサイトを構築することができるので、その点では、パーソナリティを出したい個人の自己紹介サイトに適しています。
しかし、当然ながらWeb制作の専門スキルが必要になります。そういったスキルを持たない方が、わざわざこのためだけに勉強することは多くの場合で非効率でしょう。
その反面、Web制作のスキルを武器に活動しているWebデザイナーやコーダーなどの方にとっては、サイトそのものが自分の技術をアピールする材料になるため、この方法はおすすめです。
自己紹介サイト特化型のサービスを使う
メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|
自己紹介に特化したテンプレートを使える | 自己紹介サイト以外の形に拡張することができない | 将来的にサイトを拡張する予定が無く、自己紹介サイトを作ることができればOKな方 |
以下のような、自己紹介サイトを構築するための専用サービスを使う方法です。
個人のプロフィールや実績などを掲載することに特化したサービスなので、ハイクオリティな自己紹介サイトを簡単に作成できます。また、RESUMEもProffも無料で使用できる点も利点です。
ただし、あくまでもプロフィール掲載のためのサービスなので、将来的にサイトを拡張する(例えば、法人化してコーポレートサイトとしてコンテンツを増やす、オンラインショップ機能をつけるなど)可能性がある方には向かない点は要注意です。
自己紹介サイトに載せるべき項目
効果的な自己紹介サイトを作る上で掲載したい項目を6つ解説します。
- 自己紹介文
- 経歴
- 実績
- スキル
- SNSなど他メディアへのリンク
- ブログ
自己紹介文
「自分は何者なのか」を端的に表した文章は、自己紹介サイトとしてはもっとも優先的に提示したい情報です。
例えば、デジタルマーケティング支援をされている平岡謙一様のサイトでは、以下のようにサイトの最上部に短い自己紹介が掲載されており、ここを見るだけで概要がわかる形になっています。
経歴
過去から現在にかけてどのような経歴(社歴や職種歴など)を歩まれてきたのかをまとめることは、パーソナリティを伝えたり信頼を得たりする上で重要です。
例えば、個人で経営コンサルティング事業をおこなっている場合、コンサルとしての強みを、過去のキャリアによって下記のように想起させることができるでしょう。
大手の戦略ファーム出身 | 信用金庫の融資担当出身 | デジタルマーケティングの代理店出身 |
---|---|---|
経営戦略を策定する力 | 中小企業の融資獲得をサポートする力 | マーケティング施策によって売上を伸ばす力 |
実績
下記のような実績の掲載は、信頼性を担保する上で強力な材料になります。
- 営まれている事業における実績
- メディア掲載
- 講演・セミナーなどの登壇
- 書籍出版
例えば、前述した平岡謙一様のサイトでは、以下のように登壇や書籍出版の豊富な実績などがまとめられており、非常に信頼性を感じやすい構成になっています。
スキル
特にデザイン・コーディングなどのハードスキル系の領域で事業をされている方であれば、扱える言語やソフトウェアを明示することで、サイト閲覧者が「発注対象として条件に合うか」を検討しやすくなります。
この点、前述したRESUMEなどのサービスでは以下のようにスキルを視覚的に表現できて便利です。
SNSなど他メディアへのリンク
自己紹介サイトのメリットのパートで述べた通り、複数のSNSの情報を一元的に掲載できることは、自己紹介サイトの大きな利点の一つです。
例えば、マーケターの桜井茶人様のサイトでは、以下のように運用されているSNSアカウントへのリンクが説明つきでまとまっています。
ブログ
自己紹介サイトの中にブログを設けることで、持っている知見をSNSよりもまとまった分量かつ一覧性の高い形式でストックすることができます。
検索エンジン経由でのアクセスを増やすことにも繋がりますので、その点でもおすすめの項目です。
自己紹介サイトの参考事例3選
この章では参考になる自己紹介サイトの事例を3点ご紹介します。
平岡謙一様(デジタルマーケター)
デジタルマーケティング支援をされている平岡謙一様のサイトです。
実績やプロフィールなどがかなりわかりやすくまとまっており、個人サイトを考える上でのお手本になると思います。
また、サイトがトップページのみで完結しているため情報を探しやすいという特徴もあります。
catnose様(エンジニア・デザイナー)
前述したRESUMEの制作者でもある、エンジニア・デザイナーのcatnose様のサイトです。
サイトそのものがエンジニア・デザイナーとしてのレベルの高さを示す素晴らしいクオリティになっています。
また、Timelineというページに活動履歴が時系列でまとめられており、過去の制作物などが振り返りやすい点も特長です。
柏崎剛様(SEOコンサルタント/WEBエンジニア)
SEOコンサルタント/WEBエンジニアの柏崎剛様様のサイトです。
プロフィールが充実しており、「来歴などの基本情報」から「保有している特許、出版した書籍などの信頼性・権威性を担保する情報」、はたまた「身長・体重といったパーソナルな情報」などかなり網羅性が高いです。
また、ブログが数十記事公開されており(2022年現在)、SEOについての知見を得ることができる有益なサイトにもなっています。
まとめ
本記事で解説した通り、個人事業主・フリーランスの方が自己紹介サイトを持つことには大きなメリットがあります。
本文の中でもご紹介したサイト作成サービスのとりあえずHPなら、誰でも簡単に自己紹介サイトを公開できるので、興味をお持ちになった方はぜひ公式サイトから詳細をご覧ください。
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「メールを送る」程度のパソコンスキルがあれば、驚くほど簡単にホームページを作成することができます。
業種ごとに作り込まれたテンプレートデザインや文章のサンプルもあるので、ホームページづくりにあまり時間が割けない人にもおすすめ。大切な時間をホームページ作成に費やすのではなく、本業に集中させることができます。
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