去る2021年4月12日、「とりあえずHPエピソード大賞2020・オンライン授賞式」を執り行いました。2020年度はオンラインでの開催となりましたが、大賞を受賞された福岡の「つじや」様をはじめ、福島・秩父・滋賀・奈良・京都・東京など、全国各地の受賞者様にご参加いただき、受賞の感想やご自身のビジネスへの想いを語っていただきました。そんな授賞式当日の様子をレポートします。
こちらのページでは「第二部・エピソード大賞2020授賞式」を中心にレポートしています。
「第一部・弊社代表佐野の基調講演」を含めた授賞式全編の様子は、以下YouTubeページにてご覧いただけます。
乾杯でスタートした第二部「授賞式」
9名の受賞者様にご参加いただきました。
全国各地から9名の受賞者様、そして、審査員の磯木淳寛様(一般社団法人picobirds代表/房総メディアエデュケーションプロジェクト発起人)にご参加いただき、画面越しではありますが、グラスを片手に「乾杯」。なごやかな雰囲気でスタートしました。
受賞者様のお名前発表、そして、賞状の授与を執り行いました。
まずは「とりあえずHP賞」「審査員特別賞」「準グランプリ」の順に、改めておひとりずつお名前を発表!その後、受賞者様より、おひとりずつコメントを頂戴し、賞状・記念品の授与を執り行いました。皆様からいただいたコメントを以下にご紹介させていただきます(一部抜粋して掲載しております)。
とりあえずHP賞
アチーヴ メンタルケアサポート 松本 景子様より
ありがとうございます。まさか受賞するとは思っていなかったのですが、今回、創業の記念として、創業からこれまでに考えたことをエピソードにまとめさせていただきました。
タロット・西洋占星術 神野 悠華様より
このたびはありがとうございます。本当に励みになっております。
自分の働き方・生き方を変えるぞ!と思い何年も下積みをしてきましたが「とりあえずHP」にものすごく背中を押していただきました。自分のなかでホームページを作るというのは、スモールビジネスをされている方の一歩お仲間に入る、という決意でもありました。今日、この会でみなさんとお話しさせていただけるのも光栄なことで、嬉しく思っております。本当にありがとうございます。
邦楽教室『詠の会』 衣笠 詠子様より
このたびはありがとうございました。音楽は生活・生命に直接関わるものではないので、コロナ禍で、真っ先に切り捨てられるようなものなのではないか、ということで、音楽業界は戦々恐々としていました。でも意外と、音楽はなくてはならないものだと思ってくださる方が多く、とくにご年配の方が「コロナの驚異の中で、音楽が自分たちを励ましてくれる一筋の光、元気付けてくれるものなんだ」と言ってくださり、それがオンラインのレッスンをはじめよう。と思ったきっかけでした。それをエピソードとして書かせていただき、このように賞を受賞できたこと、本当にありがたく思っております。
審査員特別賞
Sky-Up 定岡 忠臣様
このたびは審査員特別賞、どうもありがとうございます!一番最初はホームページなんて全然考えていませんでした。でも、事業をするならホームページをということで作ってみましたところ、スムーズにつくれました。こんな感じでできるんだ!ということを経験でき、そこからどんどん進むうちに、動画の制作やYouTubeへのアップまで発展して、今は動画の編集に力を入れています。ホームページにもYouTube動画を掲載しているので、よかったら覗いてみてください。YouTubeチャンネルの名前は「Sky Up TV」です。
(実際に使用されているドローンを画面越しに見せていただきました!)
T&Y一級建築士事務所 野澤 武様
このたびは素敵な賞をいただきありがとうございました。息子共々大変嬉しく思っております。私たちの事務所は埼玉の秩父の村の方にあり、また、息子の心の病もあり、私だけのペースで進めるわけには行かないため、時代のAI化の流れとは逆行する部分もありますが、息子が興味を持って、前に気持ちが向くようなペースでいいのではないかと考えています。畑もやりながら、スローライフ・スロービジネス、そういう考えでこれからも進めていきたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
(エピソードにも登場されていた息子さんも一緒にご参加いただきました。)
準グランプリ
メディカルライフカンパニー 谷村 幸彦様
このたびはありがとうございます!準グランプリ、いい賞をいただいてびっくりしています。エピソードの最初のきっかけは、昨年のコロナ禍で「ずっと家にいて、体も動かせない・買い物も行けない」「イベントが中止になってなにもできない」という声がいろいろなところから聞こえてきて、どうやって(体を動かすための)体操の取り組みを実施できるか、というところから始まりました。言うは易し行うは難しで、広い体育館を借りて開催にこぎ着けましたが、当初の参加者は一人。やっぱりダメかなとも思ったが、でも諦めずに続け、今は定員20名がパンパン。5月には第10回目を迎える予定です。「体を動かさなくて脳梗塞になってしまった」といった方が私たちの体操教室に来て良くなってきたこともありました。最高年齢88歳の方も来てくれています。そんな取り組みを綴ったエピソードで受賞できたこと、すごくよかったです。
(エピソードに描かれている「ブラジル体操」を披露していただきました!)
クッキー工房ガネッシュ郡山 渡辺 徳仁様
今回は「準グランプリ」をいただきまして本当にありがとうございました。今回のテーマ「あなたのがんばりを栄誉に」ということで、私が自営業に転じてからの32年間を振り返ってみることができました。改めて文章にまとめてみると「俺ってけっこう頑張ってたのかな」と、そんな風に思うこともできましたし、それともう1つ、人生を決定づけるものは「出会い」なんだと再確認しました。一番の出会いは「パイプクラブ」の方々との出会いです。「オーナーのらくがき」に詳しく書いていますが、今日着ているジャケットに並んでいるバッジも全国各地のパイプクラブのバッジです。パイプの大会があるといつもこれを着ていくんですが、今日もこれを着てきました。もう1つの大きい出会いは、仙台の「株式会社ガネッシュ」という紅茶の販売をしている会社の社長との出会いです。これらの出会いがなければ、今の私の姿はなかったのではないか。だらだらとサラリーマンを続けていたかもしれない。人生は出会いによって随分と変わっていくんだな。そんなことを実感しています。
(赤いセーターとバッジのついた素敵なジャケットはパイプコンテストのユニフォームだそうです!)
寺子屋の里 大西 里実様
去年は「審査員特別賞」をいただき、その際の授賞式で佐野さん(とりあえずHP運営会社・株式会社smallweb代表取締役)がおっしゃっていた「どれだけ形にするか」ということをヒントに「限界を気にせず、自分の可能性を信じて、やるだけやってみよう」を去年一年のコンセプトにして、思っていたことを思いのままではなく、どれだけ形にできるかに重点をおいてやってきました。
Twitterもそうで、自分の思いを発信したら、届く人にはちゃんと届いていました。今はClubhouseに活動の拠点を移していまして、Clubhouseでも約100人くらいの方に聞いていただけるようになってきました。そんな形で、新しいスタイル、子育ての輪や新しい発信拠点をつくって、みなさんでシェアして、子育てが楽しく感じてもらえるような環境をつくっていこうと思っています。
さらに今年は、先ほど講演(第一部・弊社代表佐野の講演)で触れられた「情報発信」の話を聴きながら、自分の弱さでもある情報発信をもっと効果的になるようなシェアリングの方法、セルフプロデュースの観点から自分の強みをもっと磨いていきたいと感じていたので、これをヒントにして、次は「グランプリ」を目指したいです(笑)
ひとつを極めるというのはいろいろな山の登り方があって、様々な方の登り方を聞くと、おもしろさや、自分以外の世界をみさせていただけるので、こういった交流会の場はすごく参考にもなるし、全国各地にいる方々と点と点が結んで線になり、線が面となる、素敵な機会に参加させていただきありがとうございました。
グランプリ
たこ焼きとだがしのお店つじや 添田 友子様
本当にありがとうございます。今までの受賞者の方のお話を聞かせていただいて、錚々たる思いや願いを持たれている方がたくさんいるなかで、私のような九州の福岡の小さな小さな駄菓子屋の小さな願いに共感していただいて、本当に嬉しく思っています。最初に一報を受けた時には「え、グランプリ?何かの間違いじゃないの?」と、何度も確認したくらい、驚きました。
自分がやっている・やりたいと思っている「小児がん支援」と、仕事としての駄菓子屋は、はじめは全く別のものでしたが、コロナでなにかできないかなとずっと考えている中、毎日遊びにきてくれる子供達からヒントを得るようになりました。子供達は何の制限もなく、様々な遊びができるなかで駄菓子屋を選んできてくれる。そんな駄菓子屋には何かパワーがあるんじゃないかと子供達から教えてもらいました。
そこから、小児がん支援がスタートしました。「そんなことやっても意味ないんじゃないの」と言われるのではないか、という思いがずっとあったのですが、たくさんの方に共感・応援していただき、「そのままやっていいんだよ」と背中を押していただいた気がして、すごく励まされました。
また、本日佐野さんのお話(第一部・弊社代表佐野の講演)を聞いて、「ワークアズライフ」な仕事にも価値があるんだなと思わされ、私がやっていることが良いことなんだよ、と言っていただいたようで、励まされました。
今まで、お店にきてくれる常連さんにも私がどういう想いでお店に立っているかを話す機会はありませんでした。今回の受賞を機にたくさんの人がエピソードを見てくださり、「そういう想いでお店に立って、子供たちとコミュニケーションをとってくれていたんだね」と言ってくださいました。本当に、いい機会をいただきました。
また、「リモート駄菓子屋」も「いいアイデア」と言ってもらったことがなかったのですが、こういう賞もいただいたので、準備もしっかり進めて、絶対やってみようと思っています。本当に、ありがとうございました。
審査員長総評
弊社代表 佐野 彰彦
改めまして、本当に素晴らしい作品の数々をお送りいただきありがとうございました。また、審査員として参加いただいたお二方、日頃から活動を支えてくれているパートナーの皆さんも本当にありがとうございます。皆様に支えられ、このような形で6回目を重ねることができました。
授賞式では、毎年同じことをお伝えすることになってしまいますが、「とりあえずHPエピソード大賞」に応募いただくひとつひとつの作品がまさに「ワークアズライフ」だと感じます。それぞれの皆様の取り組みに魅力がありました。「とりあえずHPエピソード大賞」のコンセプトは、「あなたの頑張りを栄誉に変える」というものですが、逆に私たちが励まされている。毎年、本当にそういう気持ちです。本来は優劣をつけるべきではなくて、それぞれが皆様のナンバーワンなんだと思っています。
今年は特に(コロナ禍で)、この会を開催できるのか、という議論が社内でもありました。最終的にオンライン開催という形で、多大なるご協力のもと開催できたことに本当に感謝申し上げたいと思います。今年一年振り返ると、当たり前だったことが、当たり前じゃないんだな、ということを改めて思った一年でしたし、授賞式自体をオンラインで開催できたとしても、ユーザーの皆様がこの一年どんな戦いをされてきたのか、というところを考えると、そもそも「エピソード大賞」を実施して良いものか正直少し怖い気持ちもあり、手探りの気持ちでやってきました。
ただ、その心配は本当に杞憂に終わったと感じます。それぞれの「ワークアズライフ」があり、新しいアイデアを生かしていく方がたくさんいるのもわかり、外の環境が変わっても、変わらない情熱もあるんだと、ひとつひとつの作品から感じました。
これからは「自分の手で自分のビジネスを発信していく時代」だと思います。「インターネットで自分で情報を発信できること」は、スモールビジネスにとって追い風。僕たちはスモールビジネスの方々の活躍の舞台を整えて、やりやすい状況を作っていきたいと思っています。例えば、「ホームページに何を掲載して、誰に届けていくか?」はスモールビジネスオーナーの多くの方が悩まれるところですが、私たちの知識経験を使って「ウェブを使ってどうやって発信していくか?」「ウェブサイトのコンテンツ作りや戦略づくり」を学べる場づくりをやっていきたいと思っています。
スモールビジネスを盛り上げて世の中を明るくしていきたい。それが私たちのミッションです。
「第一部・弊社代表佐野の基調講演」を含めた授賞式全編の様子は以下よりご覧いただけます。
タイムテーブル
第一部
・株式会社smallweb設立発表
・基調講演「スモールビジネスとセルフブランディング」
(代表・佐野彰彦)
第二部
・「とりあえずHPエピソード大賞2020」授賞式
授賞式にご参加いただいたみなさま、誠にありがとうございました。
グランプリ・準グランプリ・審査員特別賞・とりあえずHP賞を
受賞された皆様、本当におめでとうございます!
ご応募ありがとうございました!